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【プロトレーナー解説】運動不足によって熱中症になりやすくなる!?予防や対処法を徹底解説!【永久保存版】

cortisパーソナルトレーニングジム代表

日原 裕太(ひはら ゆうた)

こんにちは!cortisパーソナルトレーニングジム代表のヒハラです。(@hihara.trainer

 

 

私、温泉などに関係するサウナ・スパ 健康アドバイザーや運動指導に必要なNSCA-CPT、NESTA-PFTの資格を所持しております。

 

そんな様々な目線から「熱中症になりやすいタイプ」や「対処法」について徹底解説していきます!


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熱中症の原因と症状について

熱中症にはどんな症状があるのでしょうか?

まず、「熱中症という病気の本質」を理解することで、熱中症にまつわる多くの問題を解決することができます。

 

熱中症の症状としては、初期には過剰な発汗、あくび、動悸、めまい、頭痛、気分が悪くなります、

立ち上がるのが困難になるなどがあります。

さらに症状が進むと、汗をかかない、はっきりした反応ができない(意識障害)、体の熱さが極端に高くなるなど、危険な状態になると考えられます。

 

ここから、熱中症の症状や重症度について分類しています。


Ⅰ度:現地で応急処置が可能な軽度

症状としては、めまい(脳への血流が一瞬不足することで、熱失神とも呼ばれる)、筋肉痛、筋肉のこわばり(発汗に伴う塩分不足で、熱けいれんとも呼ばれる)、

大量の発汗が出る事もあります。


II度:軽症の病院への搬送が必要な中程度の症状

頭痛、吐き気、嘔吐、下痢、倦怠感や虚脱感(ぐったりして力が入らないなど、熱中症や熱疲労と呼ばれる状態)。

気分不快感、判断力の低下なども出る事があります。


III度:入院や集中治療を必要とする重篤な疾患

意識障害(呼びかけや刺激に対する異常な反応)、痙攣(体がふらつく、痙攣する)、四肢運動障害(まっすぐ走れない、歩けない)、高体温症(触ると熱い、熱射病や重症日射病と呼ばれる状態)が現われます。

 

上記のような方が倒れていたら、直ぐに救急車を呼びましょう。


熱中症になりやすい環境やなりやすいタイプとは?

では、熱中症になりやすい環境やタイプはあるのかどうか解説をしていきます。

熱中症になる要因として考えられるのは、3つです。

①環境による要因

②体(体質)による要因

③行動による要因

の三つです。

 

①熱中症になりやすい「環境」

高温、多湿、微風、強い日差し、閉め切った部屋、エアコンのない部屋、急に暑くなった日、猛暑日などが原因になるものです。

 

②熱中症になりやすい「体質」

もともと脱水状態にある高齢者や乳幼児、一時的な原因(下痢、風邪、二日酔いなど)で脱水状態にある人、糖尿病などの基礎疾患を持つ人、肥満の人などが当てはまります。

 

③熱中症になりやすい「行動」

激しい運動や慣れない運動、長時間の屋外作業、水分補給ができない、などが原因になるものです。

⇒要するに、運動不足によって体力が低下している状態から無理な運動をすると、いとも簡単に熱中症になりやすくなります。

 

また気温が低くても、湿度が高いと熱中症のリスクが高まるので注意が必要です。

室温や湿度が高い室内では油断しないようにしましょう。

さらにタイプ別では、皮下脂肪が多いほど熱が逃げにくくなるので、肥満の人は要注意です。

 

自分のタイプが熱中症になりやすいか心配な人は、熱中症予防のために提唱されている国際基準「WBGT(暑さ指数)」をチェックしてみましょう。

WBGTは、身体に影響を与える「湿度」、日射や輻射熱などの「周囲の熱環境」、「気温」の3つの要素を取り入れた指数です。


筋肉量を増やすことで熱中症予防をしよう!

熱中症の予防には短期的なものと長期的なものの2種類があります。

 

短期的な予防は、血管内の水分不足を防ぐことで水分と適量のナトリウムを含む電解質の摂取を意味します。

 

運動前に牛乳や豆乳、ヨーグルトなどタンパク質を多く含む飲み物を摂取すると、血管内に水分を取り込みやすくなるため、脱水症状の予防に良いとされています。

 

また、熱中症の予防には、運動中のこまめな水分・電解質の補給も大切です。

つまり、血管内の水分が不足している状態を防ぐことが、短期的には熱中症の予防につながるということなのです。

 

 

では、長期的な視点で熱中症を予防するもうひとつの方法とは何でしょうか。

必要に応じて血管に水を移す「貯水タンク」と、血管に移した水を効率よく全身に循環させる「ポンプ」を用意することです。

タンクとポンプの両方の機能を持つもの、すなわち『筋肉』を鍛えることは、長期的な予防策として非常に重要なことなのです。

 

人間の体は約60〜70%が水分でできています。

そして筋肉は最も効率的な水の貯蔵庫です。

 

筋肉は保水力が高いので、非常に効率の良い「貯水タンク」なのです。

では、熱中症に強い体をつくるために、筋肉をつけたほうがいい部位はあるのでしょうか?

 

貯水タンクとポンプの役割を果たす筋肉は、何といっても下半身の大きな筋肉です!

スクワットを始めとした、下半身トレーニングをきちんと行う事が熱中症の予防になるのです!

 

人間は二足歩行をしているので、どうしても下半身に血液が溜まりやすくなります。

暑さで迷走神経が過剰に働くと、血管の中の水分が効率よく体内を循環できなくなってしまいます。

 

下半身の血液を心臓に戻すポンプ機能を整えておくことは、熱中症の予防対策として非常に有効です。

下腿三頭筋(ふくらはぎ)、大腿四頭筋、大臀筋は重要な筋肉です。

貯水機能だけを目指すのであれば、上半身の大きな筋肉を鍛えることももちろん意味があります。


運動中の具体的な対策とは?

cortisパーソナルトレーニングジム代表

日原 裕太(ひはら ゆうた)

ここからはより具体的に運動中における熱中症対策についてまとめていきます!

 

夏場だけに限らず、冬でも運動によって体温が上昇した場合は熱中症になってしまうリスクはぜろではありません。

 

ぜひ。覚えておき実践していきましょう!



対策①:水分補給は量より質を!

脱水症状を防ぐために、水分補給が大切なことは皆さんご存知でしょう。

しかし、ただ水分補給をすればいいというわけではなく、やり方次第で効果が変わってきます。

 

大量に汗をかいたときは、経口補水液やスポーツドリンクも活用します。

飲み物の種類によって、効果的に脱水を防ぐことができます。

運動中の脱水は、大量に汗をかくことで体内の水分が不足することで起こりますが、失われるのは水分だけではありません。

汗に塩分が含まれているように、ミネラルも一緒に失われてしまいます。

 

水やお茶などミネラルを含まないものを大量に摂取すると、ミネラルの補給ができなくなり、体内のミネラル濃度が希薄になります。

その結果、筋肉の収縮がスムーズにいかなくなり、足がつるなどの症状が出ることがあります。

 

大量に汗をかいたときは、経口補水液や塩分・ミネラルを含むスポーツドリンクを摂取するのが良いとされます。

ただし市販で売っているスポーツドリンクは大概、糖質やミネラル分が濃いので水で薄めて飲むとよいでしょう。

パウダータイプのスポーツドリンクは、好みの薄さに調整しやすいのでおすすめです!

飲料の温度は約5℃~15℃

効果よく水分を吸収させるためには、飲み物の温度も重要です。

運動をして汗をたくさんかくと、氷をたくさん入れた冷たい飲み物を飲みたくなりますよね。

しかし、飲み物の温度も吸収のスピードに影響します。

 

5℃~15℃の飲み物が最も早く体内に吸収されると言われています。

氷を入れた温度よりも、冷蔵庫から取り出したときの温度の方が、飲み物の吸収が早いのです。

冷たすぎる飲み物をずっと飲んでいると、内臓が弱り、胃腸障害や食欲不振、だるさなどの原因になることがあるので気を付けましょう。


こまめに水分を補給しよう

喉が渇いたとき、一気に水を飲む人は多いかと思います。

しかし、この方法は効率よくありません。

 

というのも、水が体内に吸収されるのにも時間がかかるからです。

水が体内に吸収されるには、約30分かかるといわれています。

 

ですから、のどが渇いたときに飲むのは効率が良いわけでは無いのです。

のどが渇いていなくても、こまめに水を飲む方が効果的です。

 

運動中も同様です。

 

一度に大量の水を飲むと、運動中の腹部膨満感や腹痛の原因となることがあります。

摂取の目安としては、運動前にコップ1杯程度の水を飲み、運動中はのどを潤す程度に少量ずつ飲みましょう。

 

喉の渇きは水分不足の初期症状の一つであり、最も一般的な目安の一つです。

しかし、喉が渇いたから飲むというのは適切ではありません。

なぜなら、喉が渇くという症状は、脱水の始まりだからです。

 

水分が体内に吸収されるまでの時間を考えると、のどが渇いてから飲むのでは遅いのです。

なので、のどが渇いたと感じる前から、こまめに水分を補給する事を意識しましょう!


対策②:気化熱を用いて体温を下げる

人は暑いとき、汗をかきます。

汗が体温調節に必要ということは誰もが知っている事かと思います。

 

しかし、ただ汗をかいただけでは、必ずしも体温は下がる訳ではないのです!

 

体温を下げるには、皮膚にかいた汗を蒸発させる必要があります。

汗(水分)が蒸発することで熱が奪われ、体温が下がるのですが、この働きを「気化熱」といいます。

 

脱水状態になると、汗をかかなくなる現象が「発汗の漸減」です。

これは、不要な発汗を減らして体液を保持する働きによるもので、発汗量が多いときに顕著になります。

⇒発汗漸減:「はっかんぜんげん」と読みます。

 

発汗が止まると気化熱が起こらず、体温が下がらないため、熱中症になりやすくなります。

気を付けましょう。


首や手足に水をかけて気化熱を作る

日頃から運動をしていない人や、エアコンの効いた部屋で過ごしている人は汗をかきにくくなります。

急に暑くなったときにうまく汗をかくことができずに熱中症になりがちです。

 

そんなとき、肌に水をかけると気化熱が発生し、体温を下げることができます。

運動中に暑いと感じたら、首筋や手足に水をかけて気化熱を発生させましょう。

 

また、熱中症の症状が出た場合は、首筋や脇の下を部分的に冷やすのではなく、全身に水をかけてみてください。

そして、うちわや扇子で風を起こし、気化熱を利用すると、効果的に体温を下げることができます。

 

デスクにおける卓上の扇風機やハンディタイプの扇風機もオススメです♪


対策③:運動後のアイシングや水風呂もおすすめ

夏場は、運動後に限らず、体を動かした後に体温が上昇しやすくなります。

そんなときは、体を冷やすためのアイシングを行いましょう。

 

暑いだけなら、首や脇の下、太ももなど、血管の太い部分を中心に冷やすと効率よく体を冷やすことができます。

 

アイシングが面倒な方や忘れがちな方は、水風呂で一気に全身を冷やしましょう!

浴槽に15℃くらいの水を張り、腰まで浸かるだけです。極端に冷たい水にする必要はありません。

たしかも逆に水温が低すぎると逆効果の場合も。

 

身体が冷える⇒体温を戻そうとする働きが出る⇒結果、体温上昇

ということもありますので、適温で行ないましょう♪


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【関連記事】正しいサウナの入り方について

 

サウナの記事ですが、水風呂の入り方についてもまとめてあります♪

ぜひこの記事を読み終わったら見てみてください♪


対策④:暑さそのものに慣れる「暑熱順化」

暑さの中で健康を維持するためには、暑さに順応することが必要です。

暑さに慣れることを「暑熱順化トレーニング」といい、真夏の暑さの中で競技を行うスポーツ選手や、暑さの中で活動する消防士がよく行っています。

 

暑熱順化トレーニングを行なう事で、発汗量を増やす、心拍数の上昇を抑える、体温の上昇を防ぐ、循環血液量を増やすなど、暑さに強くなることが分かっています。また、暑さによる疲れを感じにくくするとも言われています。

 

屋外でのウォーキングなどの軽い運動でも、暑熱順化のトレーニングには有効です。

外に出て、少しずつ暑さに慣れていきましょう。

 

また、暑さが要因となる疲労に関しては、暑熱順化によって軽減する事が出来ます。

夏だから行動が出来ない、ぐったりしてしまう場合もちょっとずつ慣らしていきましょう。

 

その為には「サウナ」もオススメです♪


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