
cortisパーソナルトレーニングジム代表
こんにちは!cortisパーソナルトレーニングジム代表のヒハラです。(@hihara.trainer)
本日は知り合いの方に執筆いただいたものを掲載させて頂きます。
二型糖尿病によって足を切断された方に執筆いただいた記事になります。
1人にでも多く届けたいと思っております。
匿名ですが、その方のリアルな体験を思うままに執筆いただいたのち、一切の改変をしておりません。
はじめに
お世話になります!Ⅱ型糖尿病患者のオッチャンです。
すでに患者なんですが、糖尿病にならないための予防法を幾つか
書き留めたいと思います。
まず生活習慣病と言われる「糖尿病」は、どれだけ患者がいるの?という話ですが
2020年当時のデータで、世界の患者数およそ4億6.300万人というとんでもない数字。
しかも毎年2.200万件の発症報告があるという病です。
その仲間にならないためにも、頭の片隅にでも置いておいて頂けると幸いです。
1.定期的な医療機関の検査を受けましょう
まず大事なのは、自分の体の状態をよく知る事です。
自己流で食事を調整しても、根本が間違えていたら何にもなりません。
血糖値も大事ですが、Hd a1cと言われるヘモグロビンの数値も大事だと言われています。
これは個人で正確に調べようにも、ちょっと無理があるので専門医の受診をお勧めします。
専門医の診断を受け、アドバイスを受けながら体のコントロールをしていけば
適度な運動や、適正な食生活の計画が立てられるというものです。
自己流も結構ですが、間違えた管理は思わぬ所で違う疾患を、生み出してしまうかも知れません。
餅は餅屋という事ですね。
2.食事は時間を決め順序よく腹八分。
指導医から言われるのは、食べる時間・食べる量と食べる順番です。
まず一日3食しっかり食べる、これは朝飯を抜いて昼食は勢い飯で、夕飯はドカ食いという
肥満体まっしぐらな食生活は、そのまま糖尿病まっしぐらという事になるから
兎に角基本の食生活から整えましょうという話です。
大事なのは夕飯から次の日の朝食までは、10時間開ける事で
つまり寝る前には食べない、夜のおやつは我慢するということです。
食べる量も大事で、満腹になればいいというものでもないのです。
基本はちょっと足りないと感じる腹八分、少し寂しい話ですがココをぐっと我慢することで
違いが出てきます。(自分も当時は夜にカップラーメン2個食いとかやってたなぁ…)
我慢はしたくない、食べ物の自由ぐらい欲しい。はい…よく解ります
でもココが肝心なのです。
そして食べる順番、そんな事までするのかよ!という声が聞こえてきそうですね。
しかしその順番によって、糖分の吸収加減が変わるのです。
まず繊維質の多い野菜から食べ始め、次に味噌汁などの汁物を食べ
それから主菜を口にして最後にご飯(お米)という順番です。
この順番で咀嚼回数を増やして食べると、満腹中枢が刺激され食べすぎが防げます。
腹八分が実践されるという訳です。
個人的なお勧めの野菜は「カリフラワー」です。それほど青臭さを感じることはなく
蒸して良し茹でても良しで、食感も悪くないので食べやすいかとは思います。
茹でて出汁に浸して、モグモグするのが美味しく感じたりしますね。
3.適度に体を動かそう。
運動しましょうということですが、何も体を酷使するような運動ではなく
ウォーキングだけでも血糖値にかなり違いが出ます。
私は身長170㎝で体重70kgなので、8000歩が目安と言われています。
8000歩と言うと、そんなに歩くの?と思われがちですが
意外とあっという間のことなので、苦痛に感じたことはありません。
え?どうせ脳筋のスポーツ馬鹿だったんだろって?
そんな脳筋野郎なら、そもそも糖尿病にはなってません。
寧ろ超の付くインドア派で、いい歳してオンラインゲームが大好物なのです。
まぁ気晴らし程度のお散歩感覚で楽しんでます。
※ココで注意ですが、よくネットで「糖尿病食べてはいけない物」とか出てきます。
しかし注意したほうが良いものはありますが、「駄目」と言われるものは有りません。
なので糖尿病になると、アレもこれも食べられないんだと思う人がいますが
「駄目」という表現は間違いです。(あくまで自己管理が出来た上での話ですが)
4.食生活で注意することが基本で基準
日本人を含め東洋人は、西洋人と違い元々インスリンの量が少なく出にくいと言われています。
当然その東洋人が西洋式の食生活を行えば、体のバランスが崩れ
それまでは考えられなかった疾患に見舞われるのは、至極当然だと言えるかも知れません。
全く無かったわけではないでしょうが、魚と野菜中心だった人が肉食中心になれば
体の変化はあるでしょうし、体の組織として不具合も出てくるでしょう。
でも、色んな国の料理が楽しめるようになり、食が豊かになるのは悪いことでは有りません。
結局行き着くところは、「自己管理能力の差」という事になってしまうのかも知れません。
満腹になるまで勢いだけで食べてしまう人(少し前の私の事)
自分の体を管理できて、必要以上に食べることをしない人。この違いは大きかったですね。
まとめ
美味しい物を美味しくお腹いっぱい食べる。
満腹になると人は幸せを感じます、それは間違いないことですが
それを続ければ、いつかは生活習慣病と言われる疾患が待っているという現実です。
食べるなとは決して言いません、食べるなら自分の体の管理もしましょうという事
何処かの時点で少し自分の気持ちにブレーキを掛けて、少しだけ我慢して
また体に余裕が出た時に、美味しい物を楽しむ。
そして、少し面倒でも体を動かして糖の分解を助けてあげる。
日本はきれいな四季のある国、景色で気持ちを満腹にさせて、美味しい料理で
お腹も満足させる(腹八分)。
そうすればいらない制限を受けることなく、いつまでも健康で過ごせるのです。
今回も駄文を最後まで読んでくれた皆様に感謝致します