「お酒が好きだけど筋肉をつけたい」「飲んだ翌日に筋トレしていいの?」という疑問に、科学的根拠をもとに回答します。アルコールと筋トレの関係を正しく理解することで、両立する方法が見えてきます。
目次
アルコールが筋肉に与える影響
- タンパク質合成の抑制:飲酒後数時間は筋肉タンパク質合成(MPS)が最大24%低下するとされる(研究による)
- テストステロン低下:アルコールは男性ホルモン(テストステロン)の産生を抑制し、筋肉の成長が阻害される
- 睡眠の質低下:アルコールはレム睡眠を乱し、成長ホルモンの分泌が低下。筋肉の回復が遅れる
- 脱水と電解質喪失:アルコールの利尿作用により筋肉機能に必要なナトリウム・カリウムが失われる
- カロリー過剰:アルコール1gは7kcal。ビール中瓶1本=約150kcal。おつまみと合わせると体脂肪蓄積が促進される
飲酒翌日のトレーニングはOKか
適量の飲酒(ビール中瓶1〜2本程度)であれば翌日のトレーニングは可能です。ただし以下の点を守ることが重要です。
- 水を多めに飲んで脱水を回復してからトレーニングを開始
- 二日酔い(頭痛・吐き気)がある場合は完全に回復してから
- 強度を通常の70〜80%に落として無理をしない
- 重量の高い種目(デッドリフト・スクワット)は怪我リスクが上がるため控えめに
筋トレと飲酒を両立するための戦略
- トレーニング後4時間以上経ってから飲む:筋タンパク質合成のピークを過ぎてから飲むと影響が少ない
- 飲酒前後にタンパク質を確保:飲む前に鶏むね・豆腐など低脂肪タンパク質を食べておく
- 飲酒量の管理:週4〜5日飲む習慣があれば週2〜3日に減らすだけで筋肉への影響が大幅に改善
- 翌日は有酸素より筋トレ:飲酒翌日は低強度の有酸素よりも筋トレのほうが代謝が上がる
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監修:日原裕太(NSCA-CPT認定パーソナルトレーナー、cortisパーソナルジム代表)

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