cortis web magazine / training & communication
「合わない」を、
我慢で終わらせない。
言いにくい気持ちを、相談できる言葉へ。

まず、結論から
パーソナルトレーナーが合わないと感じたら、話し方や説明の希望、運動の目的、身体への配慮を分けて整理し、変えてほしい行動を具体的に伝えましょう。直接話しにくい場合は、受付や運営窓口に担当変更を相談する方法があります。ただし、痛みを無視した指導や望まない接触などは我慢せず、その場の運動を中止し、安全を優先してください。
要点は3つ。スマートフォンでは横に送れます。
違和感を言葉にする
「何が起きたか」と「どうしてほしいか」を分けて整理。
本人以外への相談も選べる
話しづらいときは、受付や運営窓口の連絡方法を確認。
安全は、その場で優先する
痛みや望まない対応は、次回まで我慢しない。
「悪い人ではないけれど、質問しづらい」「励ましの言葉が、自分には強すぎる」。パーソナルトレーニングに通い始めてから、こんな気持ちになることもあるでしょう。
この記事は、すでに通っているジムで、指導の受け方や担当者との関係を見直したい方のためのガイドです。相手を否定することと、自分に必要な対応をお願いすることは、分けて考えて構いません。
以下の整理方法・文例は、相談を準備するための編集上の提案です。実際の利用者の体験談や、改善・変更を保証するものではありません。
01 / 気持ちを整理する
「合わない」の中身を、3つに分けてみる
話し方・説明のペースが合わない
会話が多くて集中しにくい、専門用語が分からない、質問する前に次の種目が始まる。こうした場合は、「もっと丁寧に」だけでなく、どんな進め方を望むかを言葉にしてみましょう。
例えば、「動く前に、目的と注意点を一つずつ説明してほしい」「運動中は短い声かけにしてほしい」という依頼です。盛り上がる会話が苦手だからといって、運動への意欲がないわけではありません。
自分の目標と、指導の方向がずれている
自分は動き方を覚えたいのに、体重の話ばかりになる。続けられる取り組みを相談したいのに、求めていない厳しい課題が増えていく。そんなときは、最初に話した目標と、今の希望を並べて確認します。
「今いちばん大切にしたいことは何か」「今日の内容がその目標にどうつながるか」を質問してください。体重や見た目の変化だけで相性を決めつけず、目標と進め方を共有できているかを見てみましょう。
身体への配慮や、距離感に不安がある
触れてフォームを直す前に説明してほしい、体型に関する冗談をやめてほしい、写真を撮られたくない。こうした希望も、言葉にして構いません。説明・同意の確認を求めることを、気にしすぎだと片づける必要はありません。
ただし、痛みを無視される、断っているのに触れられるなどの場面は、次の「安全」の項目を優先してください。
02 / 安全は、別の問題です
痛みや望まない接触を「相性」で済ませない
痛みや不安がある運動を、そのまま続ける必要はありません。いったん止めて状態を伝え、内容を確認してください。消費者庁も、痛みや不安を伝えること、事前に合図を決めること、不安が残る運動はいったん止めることを案内しています。[1]
「止めてほしい」と伝えても続けさせられる、望まない接触がある、侮辱的・性的な言葉を向けられる。そのようなときは、相手を納得させることより、その場から離れることや責任者への連絡を優先しましょう。けがや体調不良がある場合は、必要に応じて医療機関に相談してください。
NSCAの倫理規定では、利用者の権利・尊厳、守秘、安全な環境への配慮が示され、いじめやハラスメントを認めていません。ここで挙げるのは同団体の専門職倫理であり、個別事案の法的判断ではありません。[2]
「あと一度だけ我慢して試す」を、必須の手順にはしません。
03 / 相談前の小さな準備
「事実・希望・確認したいこと」をメモにする
うまく話せる自信がなくても、文章を整えきる必要はありません。相談したい内容を短く残し、読み上げる・画面を見せる・窓口に送る方法から選んでください。

事実説明が終わる前に動き始め、やり方を確認できなかった。
希望種目の前に、目的と注意点を聞いてから始めたい。
確認次の指導から、その進め方に変更できるか。
いつ、どの場面で、何を言われた・されたかを、分かる範囲で書いておくと、相談内容の記録になります。危険や強い不快感がある場合は、記録を完成させるより安全を優先してください。
「いつも雑」「自分を分かってくれない」といった全体の評価より、具体的な場面を一つ挙げる書き方を試してみましょう。ただし、伝え方を工夫する責任が利用者だけにあるわけではありません。
04 / 言葉に迷ったときに
そのまま使える、相談・担当変更の文例
実際に起きていない内容は入れず、ご自身の状況に合う部分だけ使ってください。
説明や声かけの仕方を変えてほしいとき
今後の進め方について相談です。動きを理解してから取り組みたいので、種目を始める前に、目的と注意点を短く説明していただけますか。運動中は、必要な声かけを中心にしていただけると取り組みやすいです。
受付・運営窓口へ担当変更を相談するとき
担当トレーナーについて相談したく、ご連絡しました。説明の進め方が自分に合わず、質問しづらいと感じています。担当変更が可能か、手続きと追加費用の有無を教えていただけますか。あわせて、変更が決まるまでの予約の扱いも確認したいです。
すでに改善を依頼している場合は、依頼した内容と、その後の対応を必要な範囲で付け加えてください。本人に言いにくい場合は、無理に対面で切り出す必要はありません。
触れて行う修正や撮影を望まないとき
身体に触れて行うフォーム修正は希望していません。まずは言葉や見本で説明していただけますか。写真・動画の撮影についても、その都度、目的と使用範囲を確認してから判断したいです。
身体に触れる対応や撮影を断る際に、詳しい私生活や過去の経験を説明する必要はありません。希望を伝えても尊重されない場合は、その場の対応をやめてもらい、施設の責任者など別の窓口への相談を検討してください。
05 / 相談した、その後に
返事のよさだけでなく、次の対応を確認する
「分かりました」という返答があったら、具体的に何を変えるかを確認します。例えば、種目前に説明する、運動を止める合図を決める、変更先の担当者へ希望を引き継ぐ、といった内容です。

説明を待ってもらえるか
質問を急かさず、分からない点を確認できる。
合意した対応になっているか
声かけ・接触・撮影など、伝えた希望が反映されている。
次の相談先が分かるか
担当変更の可否と、難しい場合の窓口が明確になっている。
これは相性の良し悪しを点数化する診断ではなく、相談後の確認用メモです。
変更が難しい、相談しても対応が変わらない場合
担当者が一人だけの施設など、希望する変更ができない場合も考えられます。指導の受け方を調整できるのか、別の担当・店舗を選べるのかを確認し、納得できないまま通い続ける必要があると考えないようにしましょう。
担当変更の相談と、予約変更・休会・退会の手続きは分けて確認してください。未利用分の扱い、期限、追加費用については契約書や施設からの回答を確認します。返金や解約をめぐって話が進まない場合は、消費生活センターや消費者ホットライン188に相談する方法があります。[1]
横浜・保土ヶ谷で、相談先を検討中の方へ
「どう教わりたいか」から、話してみませんか。
cortisの体験を検討する際は、目標だけでなく、説明のペースや声かけ、配慮してほしいこともお伝えください。トレーナー紹介と相談時の確認ポイントをご覧いただけます。
初回体験は1,500円。担当者や希望する対応が可能かどうかは、予約前にお問い合わせください。
他施設からの変更や新たな契約を急いで決める必要はありません。まずはご自身が安心して質問できるかを確かめてください。
Q & A
トレーナーとの相性・担当変更でよくある質問
トレーナーが合わないと伝えるのは失礼ですか?
相談して構いません。相手の性格を評価するより、「説明を聞いてから始めたい」「静かな声かけを希望する」など、必要な対応を具体的に伝えましょう。ただし、危険や強い不快感がある場合に、丁寧な説明や感謝の言葉を無理に添える必要はありません。
担当変更はトレーナー本人に直接伝える必要がありますか?
直接伝えにくい場合は、施設が用意している受付・責任者・問い合わせ窓口を確認してください。変更したい理由と希望する対応を、記録の残る方法で相談する選択肢があります。本人との一対一の話し合いを無理に選ぶ必要はありません。
成果が出ないときは、トレーナーとの相性が悪いのでしょうか?
成果だけで相性の良し悪しを決めることはできません。まず、合意した目標、取り組んだ内容、経過の確認方法について説明を求めましょう。質問に答えてもらえるか、必要な見直しを一緒に相談できるかも判断材料です。
女性トレーナーへの変更を希望してもよいですか?
希望として伝えて構いません。対応できるかは、在籍状況や予約枠などを施設に確認してください。女性専用かどうかとは別に、希望する担当者の在籍状況も確認しましょう。性別だけでなく、説明の仕方や接触への配慮も、ご自身の希望に合うかを確かめてください。
担当変更をお願いすれば、次回の予約も取り消されますか?
担当変更の相談と予約のキャンセルは分けて確認してください。変更が決まるまでの予約をどう扱うか、キャンセル期限や料金があるか、施設からの回答を確認しましょう。相談しただけで手続きが完了したとは考えないようにしてください。
