「ストレッチは筋トレ前にすべきか?」という質問に対する科学的な答えは「タイミングによって効果が変わる」です。静的・動的ストレッチを正しく使い分けましょう。
ストレッチの種類
主なストレッチの分類:①静的ストレッチ(スタティックストレッチ):筋肉を一定時間(20〜60秒)伸ばした状態で保持する。②動的ストレッチ(ダイナミックストレッチ):関節を動かしながら筋肉を温め可動域を広げる(レッグスウィング・アームサークルなど)。③PNFストレッチ(固有受容性神経筋促通法):収縮と弛緩を組み合わせた高度な手法→最も柔軟性向上効果が高いが、パートナーが必要なことが多い。
トレーニング前後のタイミングの科学
①トレーニング前の静的ストレッチ→パフォーマンス低下に注意
研究(Behm & Chaouachi, 2011):トレーニング直前の長時間(60秒以上)の静的ストレッチは筋力・瞬発力を一時的に5〜8%低下させる可能性がある。理由:筋の弾性(スティッフネス)が下がり→筋収縮の力発揮効率が一時的に低下。推奨:ウォームアップ時は動的ストレッチを優先→静的ストレッチはクールダウン後が理想的。
②トレーニング前の動的ストレッチ→効果的なウォームアップ
動的ストレッチ(レッグスウィング・ヒップサークル・アームローテーション):筋温上昇・関節可動域の一時的な拡大・神経系の覚醒に効果的。研究:動的ストレッチはパフォーマンス(ジャンプ高・スプリント速度・最大筋力)を低下させず、むしろ向上させる傾向。推奨:ウォームアップは「軽い有酸素5〜10分+動的ストレッチ5〜10分」の組み合わせ。
③トレーニング後の静的ストレッチ→回復・柔軟性向上に有効
クールダウン後:血流が回復しているタイミングで静的ストレッチを行う→筋の弾性回復・疲労物質の除去を助ける。長期的な柔軟性向上:週3〜4回・各筋群20〜60秒の静的ストレッチを継続的に行うことで柔軟性が改善。柔軟性向上のメリット:深いスクワット・ベンチプレス・デッドリフトのフォーム改善→筋肉への正しい刺激が増大→怪我リスク低下。
推奨ストレッチプロトコル例
- ウォームアップ前:有酸素5分(ウォーキング・軽いジョギング)
- ウォームアップ:動的ストレッチ5〜10分(レッグスウィング・ヒップヒンジ・肩回し・スクワット動作)
- メイントレーニング:通常のウエイトトレーニング
- クールダウン:静的ストレッチ10〜15分(ハムストリングス・股関節・胸・肩甲骨周り・腸腰筋)
まとめ
ストレッチは「いつ・どのタイプをするか」で効果が正反対になります。動的ストレッチでウォームアップ→トレーニング→静的ストレッチでクールダウンという流れが科学的に支持される最適順序です。保土ヶ谷・和田町のcortisでは正しいウォームアップとクールダウン指導も含めてサポートしています。
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