「脂肪=太る」「脂肪=悪い」——この単純化された認識は科学的に誤りです。脂質はホルモン産生・細胞膜構成・脂溶性ビタミン吸収に不可欠な必須栄養素です。
目次
脂質の種類と生理学的機能
- 飽和脂肪酸(SFA):動物性脂肪・ヤシ油・バターに多い。ステロイド系ホルモン(テストステロン等)の原料となるコレステロール産生に関与。過剰摂取はLDLコレステロール上昇→心血管リスクに関連するが、適度な摂取は問題なし
- 一価不飽和脂肪酸(MUFA):オリーブオイル・アボカド・ナッツ。LDLを下げHDLを保つ心血管保護作用。地中海食の核心
- 多価不飽和脂肪酸(PUFA):オメガ3(EPA/DHA:青魚・フィッシュオイル)→抗炎症・筋タンパク質合成↑・認知機能。オメガ6(リノール酸:植物油)→過剰摂取で炎症促進リスク
- トランス脂肪酸(人工):マーガリン・ショートニング・加工食品。LDL↑・HDL↓・炎症↑→心血管リスク最大。可能な限り避けるべき唯一の脂質
脂質とテストステロン・筋肥大の関係
テストステロン産生:コレステロールはテストステロン合成の直接的な前駆体。極端な低脂肪食(総カロリーの20%未満)はテストステロン低下を引き起こすことが研究で示されている。最適な脂質摂取量(筋肥大・ホルモン最適化の観点):総カロリーの25〜35%を脂質から摂取。飽和脂肪+一価不飽和脂肪を主体に、オメガ3サプリ(または魚)を加えるのが理想的なバランス。筋肉細胞膜への影響:オメガ3脂肪酸はインスリン受容体の感受性を高め、筋肉へのアミノ酸・グルコースの取り込みを改善するとの研究がある。「脂肪は避けるべきもの」ではなく「種類と量を適切に管理すべきもの」という認識が最も科学的です。
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|---|---|
| 体験トレーニング | 姿勢、フォーム、負荷、続けやすさ |
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