クレアチンは科学的エビデンスが最も豊富なスポーツサプリメントの一つです。その正確な効果・仕組み・安全な使い方を解説します。
目次
クレアチンの仕組みと効果
クレアチンは体内でアルギニン・グリシン・メチオニンから合成されるほか、食事(赤身肉・魚)からも摂取できる。筋肉内でクレアチンリン酸(PCr)として貯蔵される→ATP再合成を高速に行う「ATP-PCrシステム」の原料。クレアチン補給による科学的に確認された主要効果:①短時間高強度出力の向上(爆発力・スプリント・ウエイトトレーニングのパフォーマンス)②筋肥大の促進(体積増加+タンパク質合成促進への間接効果)③回復能力の向上(ストレスへの緩衝能が増す)④認知機能改善の可能性(近年研究が増加)。
摂取方法
①ローディング法
- 最初の5〜7日間:体重1kgあたり0.3g(例:70kgなら約20g/日)を分割摂取
- 以降:維持量として3〜5g/日
- メリット:筋肉内クレアチン濃度を素早く飽和させる→効果発現が早い
- デメリット:体重増加(水分貯留)が急速に起きる・消化器症状が出る場合がある
②毎日摂取法(推奨)
毎日3〜5g(体重1kgあたり0.03〜0.05g)を継続摂取。4週間程度で筋肉内クレアチン濃度がローディング法と同等レベルに到達。消化器への負担が少なく、コストも節約できる。長期継続しやすいため現在の主流推奨法。タイミング:トレーニング後(食事と一緒)に摂ると吸収効率が上がる可能性があるが、厳密なタイミングよりも「毎日継続すること」が最重要。
安全性と注意点
- 安全性:数百件以上のRCTで長期安全性が確認されている。腎機能への悪影響は健康な人では確認されていない(腎疾患のある人は要相談)
- クレアチンモノハイドレート:最も研究されている形態。安価で効果が確立している。これ以外の形態(エチルエステル等)は効果の優位性が確認されていない
- 体重増加:初期に1〜2kg程度の体重増加(筋肉内の水分貯留)が起きる→体脂肪の増加ではない
- カフェイン・クレアチンの併用:一部の研究でクレアチンの効果を減弱させる可能性が示唆されているが結論は出ていない
保土ヶ谷・和田町のcortisでは、サプリメント選択を含めた科学的なトレーニングアドバイスをご提供しています。
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