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スポーツ栄養の時系列の科学|プレ・イントラ・ポストワークアウト栄養戦略を保土ヶ谷のジムが解説

2026 6/08
トレーニング基礎知識
2026年6月8日

「いつ何を食べるかがパフォーマンスを変える」——スポーツ栄養のタイミング科学を解説します。

目次

プレワークアウト栄養:カフェイン・炭水化物・タンパク質の科学

プレワークアウト(運動前)栄養の目的:①グリコーゲン(エネルギー基質)の充填。②運動中のパフォーマンスを最大化する成分の摂取(カフェイン等)。③空腹・低血糖による運動開始時のパフォーマンス低下を防ぐ。炭水化物(Pre-workout carbohydrate):運動1〜4時間前に炭水化物を摂取→グリコーゲンを最大化・血糖値を適切に維持。運動1時間前の高GI炭水化物摂取:一部の人で「反応性低血糖」(インスリン過剰→血糖急低下)が運動初期に起きる可能性→運動30〜60分前は低〜中GI食が推奨(個人差大)。長時間持久系(90分以上):前日〜前々日からのカーボローディングで筋・肝グリコーゲンを最大化→パフォーマンス向上(Hawley et al.)。カフェイン(Caffeine):最もエビデンスが豊富なエルゴジェニックエイド(運動能力向上補助剤)。作用機序:アデノシン受容体(A1・A2A)を遮断→眠気抑制・疲労感軽減・中枢神経系興奮・脂肪分解促進。用量:3〜6 mg/kg体重(60kgの人で180〜360mg)・運動45〜60分前摂取。効果:持久系パフォーマンス3〜4%向上・認知機能(反応速度・集中力)向上・最大筋力で有意な改善(Jenkins et al.)。副作用:心拍数増加・不安・胃腸障害(個人差)。耐性形成(週3〜5日以上の摂取で効果減弱)→「カフェインリセット(1〜2週間の断絶)」で効果を回復。タンパク質(Pre-workout protein):運動前のタンパク質摂取(20〜40g):運動中のアミノ酸ライドアビリティを高める・運動中のMPSが高まるという報告あり。特に朝食を食べていない場合(朝のトレーニング前):EAA・ホエイを摂取すると筋分解を防ぎMPSを最大化。

イントラワークアウト栄養:持久系での補給戦略

  • イントラワークアウト(運動中)補給が必要な状況:持続時間60〜90分以上・中〜高強度の運動。レジスタンストレーニングのみ(1時間以内):基本的に運動中の補給は不要(水のみでOK)。炭水化物の補給(持久系):Burke et al.(2011):持続90分以上の有酸素運動中に炭水化物を30〜90g/時補給→グリコーゲン節約・後半のパフォーマンス維持。複数のトランスポーターを使う炭水化物(グルコース+フルクトース混合)で最大約90g/時の吸収が可能(単独では最大60g/時)→長時間持久系(マラソン後半等)での推奨。エネルギーゲル・スポーツドリンク(6〜8%炭水化物濃度)が実用的。水分(イントラ):こまめに補給(15〜20分ごと)・体重変化の0.5〜1.5 L/時を目標。BCAAs(運動中摂取):長時間・高容量トレーニングで筋分解抑制に一定の効果(ただしEAA全体の摂取には劣る)。カフェインのイントラ投与:持久系の後半で「再投与」するエリートアスリートも(ゲル・コーラ等)→ただし胃腸障害のリスクがある。

ポストワークアウト栄養:アナボリックウインドウの再評価

アナボリックウインドウ(Anabolic Window)の神話と現実:従来説(1990〜2000年代):「運動後30分以内にタンパク質を摂取しないと筋肥大が失われる(窓が閉まる)」。現代の見解(Aragon & Schoenfeld, 2013 JISSNレビュー):「プレ・ポストの時間的アナボリックウインドウは実際には4〜6時間程度(運動直前・直後の食事があれば、さらに窓が広い)」。「プレワークアウトでタンパク質を摂取していれば、ポストで30分以内に急ぐ必要はない」。実用的推奨:運動前2時間以内に食事をした場合→運動後2時間以内に次の食事でOK。空腹でトレーニングした場合(朝のファステッドトレーニング)→運動後できるだけ早くタンパク質を摂取すべき(特に筋肥大目的の場合)。ポストワークアウトの炭水化物+タンパク質:グリコーゲン再補充:Ivey et al.(2000):運動後の早期炭水化物摂取(0.8〜1.2g/kg体重)が筋グリコーゲン再合成速度を最大化。タンパク質との組み合わせ(3:1または4:1 炭水化物:タンパク質比):インスリン分泌を促進→グリコーゲン合成↑・MPS促進の相乗効果(翌日も高い活動水準を維持するアスリートで特に重要)。推奨量:タンパク質:20〜40g(ロイシン3〜4g以上含む高品質タンパク質:ホエイが最も研究されている)。炭水化物:0.8〜1.2g/kg(グリコーゲン枯渇があった場合)。就寝前タンパク質(Nocturnal Protein):Res et al.(2012):就寝40分前に40gのカゼインプロテイン摂取→睡眠中のMPS・回復が有意に向上。睡眠中のGH分泌ピーク時にアミノ酸が供給される→効果が高い。カゼイン(緩徐消化)> ホエイ(速効性)が就寝前に適切。保土ヶ谷・和田町のcortisでは、個人の生活スケジュールと目的に合わせた栄養タイミング戦略を詳細に設計・提供しています。

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