※本記事は、心理学士・スポーツ科学の知見を持つ著者(日原裕太)が、科学的根拠に基づいて解説しています。

こんにちは!cortisパーソナルトレーニングジムです。
今日は運動効果を最大化したい人にこそ知ってほしい、とっておきの知識をご紹介します。

「脂肪燃焼に効果的な心拍数って、どうやって決めるの?」
「自分の運動、ちゃんと効いてるのかな…?」
そんな疑問を持ったことはありませんか?

実は、“なんとなく頑張る”運動より、心拍数をもとに計画的に行う方が、圧倒的に効率がいいんです。
そこで今回は、科学的に効果の高い運動強度を導き出せる『カルボーネン法』について、目的別にわかりやすく解説していきます!
💡この記事でわかること
- カルボーネン法とは?最大心拍数・安静時心拍数の正しい計算方法
- ダイエット/筋トレ/持久力アップなど目的別の「最適な心拍ゾーン」
- スマホで使える無料計算ツールと、日常での活用ポイント
この記事を読むことで、自分の運動強度が「科学的に合っているか」を確かめられるだけでなく、ダイエット・パフォーマンス向上・健康管理において最短ルートを選べるようになります。ぜひ最後まで読んでくださいね!

カルボーネン法とは?計算式と基礎知識をやさしく解説
「なんとなく頑張る」運動では、成果が出づらい…そんな経験ありませんか?
実は、自分に合った“正しい強度”で運動することこそが、ダイエットや筋力アップ、持久力向上の近道なんです。
その強度を「心拍数」で把握し、数式で導けるのが【カルボーネン法】です。
スポーツ科学や医学の現場でも活用されているこの方法を、初心者にもわかりやすく解説します!
カルボーネン法の計算式
カルボーネン法とは、以下の式で「目標心拍数(ターゲット心拍数)」を求める方法です:
(最大心拍数 − 安静時心拍数) × 運動強度(%) + 安静時心拍数
たとえば、30歳の方で安静時心拍数が60、運動強度を60%に設定した場合:
(220 − 30 − 60) × 0.6 + 60 = 138拍/分
この138拍/分が「最適な運動中の心拍数」となります。

自分のベストな運動強度が“数字”でわかるって、すごく便利ですね! なんとなく運動してた方は、ぜひ試してみてください♪
安静時心拍数の測り方
安静時心拍数とは、朝起きてすぐ・リラックスした状態での心拍数のこと。
計測は以下の手順がおすすめです。
- 朝、ベッドの中で目覚めた直後に、手首または首の脈を数える
- 15秒間測定し、×4倍して「1分間の拍数」に換算する
- 数日間測定して平均を取ると正確性が増します
📌 一般的には、成人で60~80拍/分が標準的です。
運動強度とは?
「運動強度」は、どのくらいキツい運動かを数値で示す指標です。
カルボーネン法では、この運動強度を%で設定します。
目的別 | 推奨される運動強度(%) |
---|---|
脂肪燃焼(ダイエット) | 50~60% |
筋力アップ | 60~70% |
パフォーマンス向上 | 70~85% |

ダイエット目的なら、がんばりすぎよりも“ちょっとキツい”くらいが効率的なんです!

目的別の最適な目標心拍数を知ろう
せっかく運動するなら、「何を目的にしているか」に合わせて心拍数ゾーンを意識することが大切です。
ダイエット、筋力アップ、持久力向上など、目的ごとに“ベストな強度”は異なります。
ここでは、カルボーネン法を活用して、目的別にどのくらいの心拍数を目指せば良いかをわかりやすくご紹介します!
ダイエットに適した心拍数ゾーン
脂肪燃焼を目的とした有酸素運動では、運動強度50〜60%程度が効果的とされています。
これは、「ややきつい」と感じる程度の心拍数。長時間の継続が可能で、脂肪をエネルギーとして使いやすくなります。

会話がギリギリできるくらいのペースが“脂肪燃焼ゾーン”!“息が切れすぎる運動”は脂肪じゃなく糖ばっかり燃やしてるかも⚡
筋力アップを目指す心拍数ゾーン
筋トレなどの無酸素運動では、運動強度70〜80%といった高めの心拍数が目安です。
このゾーンでは、瞬発力や筋力を高めるトレーニングに適しており、心拍数よりも「筋肉への刺激量」が重要になります。
💡補足
筋トレ自体では心拍数は一定ではないため、インターバルトレーニング(HIITなど)でカルボーネン法を応用することも◎。
カルボーネン法を活用した運動プランの立て方
目的に応じて「心拍数のターゲット」を設定したら、次はそれに沿った運動メニューと時間配分を考えてみましょう。
たとえば、
- ダイエット目的なら、心拍数50~60%のペースで30〜45分のウォーキングやバイク
- 筋力アップ目的なら、高強度インターバルを取り入れた20分のサーキットトレーニング
運動前には安静時心拍数を確認し、実際に測定できるスマートウォッチや心拍計を活用すると効果的です。
💡美容も健康もあきらめたくない女性には、こちらの記事もおすすめです。

カルボーネン法を活用した運動プランの立て方
カルボーネン法で自分に合った目標心拍数がわかったら、次はそれを実際のトレーニングプランにどう活かすかを考えましょう。
ポイントは、目的ごとに「どのくらいの強度(%)」で運動すべきかを把握し、無理のない範囲で継続できるメニューを組むことです。
では具体的に、どんな運動をどれくらいの心拍数で行えばよいのでしょうか?
以下に目的別の組み合わせ例をご紹介します。
有酸素運動と無酸素運動の組み合わせ
カルボーネン法は「持久力アップ」や「脂肪燃焼」に最適なゾーン(50〜70%)を数値で把握できますが、筋トレなどの高強度運動(無酸素運動)とも相性が良いのが特徴です。
たとえば、次のような構成がオススメです。
- 前半:有酸素運動(目標心拍数60〜70%)で20分間ウォーキングやバイク
- 後半:無酸素運動(筋トレ)で大きな筋群を中心に1〜2部位
このように、有酸素運動と筋トレを組み合わせることで、脂肪燃焼+筋肉維持(もしくは増加)が同時に狙えます。
運動強度の調整と継続のコツ
「毎日120%で頑張る」よりも、「70%を週4回」のほうが効果的。
運動は習慣化して初めて成果が見えるものです。
以下のような工夫をすると、継続しやすくなります。
- 強度を数値で管理(目標心拍数で「今日はちょっと頑張った」と実感できる)
- 疲れている日は50%の軽い運動に切り替える柔軟さ
- 月ごとに強度を5%ずつ上げていくなど、段階的な成長プランを作る
📱 計算ツールで日ごとに目標心拍数を確認できるようにしておくと、無理のない運動管理が可能になります。
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年齢、安静時心拍数、運動強度を入力すると、目標心拍数が自動で表示されます。
あなたの目標心拍数は:— bpm
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