この記事はサウナ&スパ健康アドバイザー資格保持、サウナで健康づくりするための本著書の日原裕太(パーソナルトレーナー/cortis代表)が執筆しました。
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最近なかなか寝つけなくて困ってるんです。布団に入っても頭が冴えちゃって…。

それはつらいですね。もしかすると体の温度が関係しているかもしれませんよ。

えっ、温度ってどういうことですか? 部屋のエアコンとかですか?

いえ、それだけじゃないんです。ちょっとした工夫で眠りやすくなる方法があるんです。
この記事でわかること
・ サウナが睡眠改善に効果的な理由
・ 深部体温低下と快眠の関係
・ 快眠を得るサウナの正しい習慣
サウナと睡眠改善の基礎知識


なぜサウナが寝つき改善に効果的なのか
サウナは体を一時的に温めることで血管を広げ、血流を改善します。血流が良くなると酸素や栄養が全身に行き渡ることで、循環が高まり、コンディションが整いやすくなります。
実際、サウナに入ると程よい疲労感が得られ、その後に深い眠りにつきやすくなると報告・見解があります。
さらにサウナは比較的取り入れやすいと感じ、安心して取り入れやすい点も大きな特徴です。
深部体温と末端体温の関係

人は眠りにつく前に、体の奥の「深部体温」がゆるやかに下がることで自然な眠気を感じます。
このとき手足の末端から熱を放出するのですが、サウナに入ると体温が上がり、その後に体温が下がる過程で深い眠りに入りやすくなるのです。
特に温冷交代浴(水風呂や休憩を挟む方法)は体温調節機能を活性化し、睡眠リズムを整えるサポートをします。
自律神経と睡眠リズムの整え方
日中の活動を担う「交感神経」と、休息を担う「副交感神経」のバランスで成り立ってるのが自律神経です。
ストレスや不規則な生活でこのバランスが崩れると、寝つきの悪さや眠りの浅さにつながります。
サウナに入ると血行が促進され、筋肉の緊張が解けてリラックスモードへ切り替わります。これにより副交感神経が優位になりやすい状態をつくると考えられています。そのため、自然と睡眠に入りやすい状態になるのです。
サウナで睡眠改善が期待できる理由


深部体温低下が快眠を導くメカニズム
人が自然に眠りに入るとき、体の中心部の温度である「深部体温」が少しずつ下がっていきます。この体温の変化が眠気のサインとなり、スムーズな入眠につながります。
この仕組みが寝つき改善や快眠のカギなのです。さらに、温冷交代浴による刺激は血行を促進し、体温調節機能を整える効果があるため、翌朝の目覚めも軽くなります。
夜サウナと朝サウナの違い
サウナの効果は時間帯によっても変わります。
夜サウナ
深部体温の下降をサポートすることで「寝つき改善」につながります。就寝の90〜120分前にサウナを終えると、ちょうど布団に入る頃に体温が下がり、自然な眠気が訪れやすくなるのです。
朝サウナ
交感神経を活性化させる働きが強いため、目覚めや仕事前の集中力アップに向いています。

睡眠改善を目的とするなら夜サウナ、日中のパフォーマンスを重視するなら朝サウナ、と目的に応じて使い分けるのが良いでしょう。
運動・生活習慣との相乗効果
サウナ単体でも睡眠改善は期待できますが、生活習慣と組み合わせることでさらに効果は高まります。
例えば、軽い運動後にサウナを取り入れると、血流改善と疲労回復が相乗効果を発揮し、心地よい眠気が得られます。また、カフェインを控えたり、就寝前のスマホ利用を減らすことも深部体温低下を促すために有効です。
サウナを軸にした生活習慣の工夫は、ストレスの軽減や自律神経の安定にもつながり、より質の高い睡眠へ導いてくれるでしょう。(引用:『サウナで健康づくりするための本』より)
サウナと睡眠改善のメリット・デメリット


快眠・ストレス軽減・疲労回復の効果
サウナは、快眠を促す大きな助けとなり、以下のような効果が期待できます。
寝つき改善や熟睡:体がしっかり温まり血流が良くなることで、筋肉のこわばりや疲労物質が排出されやすくなり、心地よい疲労感が生まれます。その結果、自然な眠気へとつながるのです。
ストレスの軽減:サウナは副交感神経を優位にし、心の緊張をやわらげる働きがあります。そのため、精神的な落ち着きが得られやすくなるでしょう。
パフォーマンス向上:発汗によって体が軽く感じられ、翌日の行動にも良い影響を与えることが期待できます。
過剰利用による睡眠障害や脱水のリスク
ただし、サウナを長時間利用したり、無理に高温に耐えたりすると逆効果になることがあります。
過剰に体を温めると交感神経が過剰に刺激され、寝つきが悪くなったり、眠りが浅くなることがあるのです。また、大量の汗をかくことで体内の水分やミネラルが失われ、脱水症状や倦怠感を引き起こす可能性もあります。

睡眠改善を目的にする場合は、1回あたり8〜12分程度を目安に入り、無理のない範囲で実践することが大切です。
健康状態に応じた注意点
高血圧や心疾患を抱えている方、体調がすぐれないときはサウナ利用を控えるべきです。
また、飲酒後や食後すぐにサウナへ入ると、血圧の変動や消化不良を招くリスクがあります。健康な人にとっても、サウナは「万能薬」ではなく「正しく使うと効果的な習慣」です。
サウナはあくまで健康を支える一つの手段であり、無理をせず心地よさを優先することが、長く続ける秘訣です。
サウナによる睡眠改善の実例と専門家の見解


アンケート調査から見える効果
国内外の調査では「サウナに入ると眠りやすくなる」と感じている人が非常に多いことがわかっています。(引用:『サウナで健康づくりするための本』より)
特に30〜50代の働き盛り世代は、仕事や家庭でのストレスが多いため、サウナを「心身をリセットできる習慣」として利用する人が増えています。
アンケートでは「寝つきが早くなった」「翌朝の目覚めがすっきりした」と答える割合が高く、深部体温の自然な下降が快眠を促すことを実感している人が多いのです。
利用者の口コミと実体験
実際の利用者からは以下の様な声や体験談が寄せられています。

このような口コミは、サウナが単なるリラクゼーションではなく、睡眠の質を改善する具体的な習慣になり得ることを示しています。
医師・専門家のアドバイス
医師や専門家からも、サウナの正しい利用が睡眠改善に役立つことを推奨されることが多くあります。
血行促進や自律神経の調整は医学的にも快眠の条件に合致しており、特に「就寝の90〜120分前にサウナを終える」ことが推奨されています。
一方で、持病を持つ人や体調がすぐれないときの利用には注意が必要です。
専門家は「サウナは万能薬ではなく、あくまでセルフケアの一環として取り入れるべき」と強調しており、自分の体調に合わせた活用が安全かつ効果的であるとしています。
サウナで快眠を得るための入り方・コツ


睡眠前におすすめのサウナ習慣
睡眠の質を高めたい方にとって、サウナのタイミングは非常に重要です。
就寝直前に入ると体温が高いままで眠りにくくなるため、理想は「寝る90〜120分前にサウナを終える」ことです。
これにより深部体温が自然に下がり、快眠に必要な条件が整います。
サウナでは無理をせず8〜12分を目安にし、心地よい汗をかいたら十分です。
週2〜3回の習慣でも効果を実感しやすく、寝つき改善を実生活で感じることができるでしょう。
水風呂・休憩との正しい組み合わせ
サウナで体を温めた後に水風呂へ入り、さらに外気浴や休憩を挟む「温冷交代浴」は、血行促進と自律神経の安定に大きな効果を発揮します。
冷水による刺激で血管が収縮し、その後の休憩で再び広がることで、全身の血流が活発化します。
このサイクルを2〜3回繰り返すと、体温調節がスムーズになり、自然と眠りにつきやすい状態をつくれるのです。

特に初心者は水風呂を短時間(30秒〜1分)にとどめ、無理せず体に慣らすことが大切です。
快眠を促す温度・時間・回数の目安
快眠目的でサウナを活用するなら「温度・時間・回数」を意識しましょう。
サウナ室の温度は80〜90℃が一般的で、初心者は下段の座席から始めるのがおすすめです。
時間は1回8〜12分を目安にし、休憩を含めて2〜3回行えば十分効果を得られます。
ポイントは「我慢せず気持ちいいと感じる範囲で終える」ことです。無理に長時間入ると交感神経が過剰に働いて逆に眠りを妨げてしまうため、自分の体調に合わせて調整してください。
サウナによる睡眠改善の注意点とリスク管理


高血圧や心疾患を持つ人の留意点
サウナは血行を促進しリラックス効果も期待できますが、高血圧や心疾患を持つ方は特に注意が必要です。
高温環境に入ると心拍数が上がり、血圧も一時的に変動するため、体への負担が大きくなる可能性があります。
利用する際は必ず医師に相談し、短時間で切り上げる、熱すぎない下段を選ぶなどの工夫をしてください。
安全に楽しむことで、サウナの良さを無理なく取り入れられます。
飲酒後や長時間利用の危険性
「お酒を飲んだ後にサウナに入ると気持ちいい」という声を耳にすることがありますが、これは非常に危険です。
アルコールによって脱水が進んでいる状態でサウナに入ると、血圧低下や意識障害を引き起こす恐れがあります。
また、長時間の利用も脱水症状や体調不良につながりやすいので控えるべきです。
睡眠改善の目的ならば飲酒後は避け、「適度な時間で切り上げる」ことが大切です。
ストレス緩和と依存リスクの見極め
サウナはストレス解消や快眠に効果的ですが、過度に依存すると「サウナに入らないと眠れない」という状態になるリスクがあります。
これは本来の睡眠リズムを乱す原因になりかねません。
日常的に取り入れることは良いですが、あくまで生活習慣の一部として、運動や食事改善とバランスよく組み合わせることが理想です。

サウナを補助的に活用することで、安定した睡眠と健やかな暮らしを続けられるでしょう。
サウナで睡眠改善するための実践ステップ


入浴前の準備と水分補給
サウナに入る前に最も大切なのは、水分補給です。
また、満腹や空腹の状態は体への負担が大きいので、食後1〜2時間ほど経ってから利用するのがおすすめです。
タオルや汗を拭く用意を整え、リラックスできる心の準備をすることも睡眠改善につながります。
サウナ→水風呂→休憩の基本サイクル
快眠を促すためには「サウナ→水風呂→休憩」のサイクルを意識することが重要です。
このサイクルを2〜3回繰り返すのが一般的ですが、無理のない範囲で楽しむことが大切です。
寝つき改善に最適なタイミングの選び方
サウナによる睡眠改善を狙うなら、利用する時間帯も工夫しましょう。

仕事や家事で疲れた日の夜に取り入れることで、心身ともにリセットされ、翌朝の目覚めもすっきりと感じられるでしょう。
睡眠改善に役立つサウナ施設・サービス


快眠をテーマにした最新サウナ施設
近年は「ととのう」だけでなく「眠り」を意識したサウナ施設も増えています。
照明を落とした静かな空間や、寝転んで入れるロウリュサウナなど、リラックスを重視した設計が特徴です。
特に夜の利用を想定し、サウナ後に休めるリクライニングチェアや仮眠スペースを備える施設も多く、深い睡眠へサポートをしてくれます。

こうした環境は日常のストレスから解放されやすく、快眠を求める方に適しています。
自宅で使えるサウナグッズ
忙しくて施設に行けない方には、自宅で使えるサウナグッズが便利です。
コンパクトな家庭用サウナテントや、スチームタイプのポータブル機器などがあり、手軽にサウナ体験ができます。入浴剤やアロマオイルを組み合わせれば、さらにリラックス効果を高められるでしょう。
自宅で気軽に深部体温を上げ下げする習慣を取り入れることで、寝つき改善に役立てることが可能です。
睡眠改善をサポートする補助アイテム
サウナとあわせて利用すると効果的なのが、睡眠を助ける補助アイテムです。
たとえば、入眠をスムーズにするアイマスク、快眠用の枕、リラックスできる音楽や照明機器などがあります。こうしたアイテムはサウナ後の体を自然に休息モードへ導き、より深い眠りを得やすくしてくれます。
自分に合ったアイテムを取り入れることで、サウナ習慣がより実感しやすい成果につながるでしょう。
まとめ|サウナで睡眠を改善し、心身を整える
サウナは一時的に深部体温を上げ、その後の自然な深部体温低下によって快眠を促します。
寝つき改善やストレス緩和に役立ち、日々の生活リズムを整えるサポートになります。ただし、過度な利用や体調に合わない入り方は逆効果になることもあるため、注意点を意識しながら実践することが大切です。
この記事では、サウナと睡眠改善の関係、深部体温のメカニズム、正しい入り方や注意点、そして施設やアイテムの活用まで幅広く解説しました。ここまで読んでいただければ「自分に合ったサウナ習慣を生活に取り入れられる」という具体的なイメージが持てるはずです。

睡眠の質を高めることは、翌日の集中力やパフォーマンスの向上にも直結します。まずは無理のない範囲でサウナを取り入れ、自分の体調に合った習慣を作っていきましょう。
さらに詳しい実践方法や科学的な根拠を知りたい方は、著書もぜひ参考にしてください。快眠と健康を同時に手に入れるきっかけになるでしょう。
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