この記事は、
- なぜ40代になると腰痛が増えるのか
- 腰痛改善に効果的なストレッチのやり方
- 毎日続けやすく効果が出やすい習慣づくり
について、科学的根拠と実践例を交えて解説しています。
こんにちは!cortisパーソナルトレーニングジムです。
今日は、腰痛に悩む方に向けて「自宅で簡単にできる腰痛改善ストレッチ」をご紹介します。
「仕事や家事で忙しくて運動する時間がない…」「病院や整体に通ってもすぐ戻ってしまう…」そんな方でも取り入れやすい内容になっています。

腰痛って、年齢のせいだと思ってたけど…実はストレッチで改善できるんですか?

できます!正しいストレッチと生活習慣の見直しで、40代からでも腰は変わりますよ。
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40代が腰痛になりやすい3つの理由
40代は、仕事や家庭の負担が増える一方で、筋力・柔軟性は低下傾向。姿勢・体重・ストレスなど複数要因が重なり、腰への負担が蓄積しやすい年代です。まずは全体像を3点で把握しましょう。
筋力低下と柔軟性
- 体幹が弱まると腰椎が不安定
- 柔軟性低下で局所に負担集中
- 筋量は年1〜2%減(厚労省)
デスクワーク/同一姿勢
- 長時間座位→血流↓・筋緊張↑
- 猫背で椎間板圧が増加
- 30分ごとに立つのが最適
体重増加と運動不足
- 体重↑で腰椎負担が大幅増
- 運動不足→筋力低下
- 有酸素+体幹トレが近道
筋力低下と柔軟性の衰え
加齢とともに筋肉量は年1〜2%ずつ減少するといわれています(厚生労働省「健康づくりのための身体活動基準2013」より)。特に腰を支える腹筋群・背筋群・骨盤周囲の筋肉が衰えると、腰椎の安定性が低下し、日常のちょっとした動きや荷物の持ち上げでも痛みが出やすくなります。
また、柔軟性の低下も腰痛の大きな要因です。筋肉や関節が硬くなると動作の可動域が狭まり、その分負担が一部に集中します。これが腰部への慢性的なストレスとなり、炎症や神経圧迫を引き起こすことがあります。

腰を支える筋肉って“天然コルセット”みたいなものなんです!これが弱くなると、腰は一気に不安定になっちゃうんですよ。
Ministry of Health, Labour and Welfare. “Physical Activity Standards for Health Promotion 2013.”
デスクワークや長時間同じ姿勢
総務省の調査によると、日本の就業者の約6割がデスクワーク中心の業務を行っており、1日の平均座位時間は世界でもトップクラスです。長時間同じ姿勢を続けると腰周辺の血流が滞り、筋肉が硬直。特に前かがみや猫背姿勢は腰椎に過剰な圧力をかけ、椎間板や周囲組織への負担を増大させます(参考:日本整形外科学会 腰痛診療ガイドライン2021)。
さらに、在宅勤務やスマホ利用の増加により、無意識に前傾姿勢になる時間が長くなっています。これが積み重なることで、腰痛は慢性化しやすくなります。

30分に一度は立ち上がって伸びをしましょう!“座りっぱなし”は腰にとって最大の敵です。
Japanese Orthopaedic Association. “Guidelines for the Diagnosis and Treatment of Low Back Pain 2021.”
体重増加や運動不足
40代以降は基礎代謝が低下し、若い頃と同じ食事量でも体重が増加しやすくなります。体重が増えると腰椎や椎間板にかかる負荷が増し、クッションの役割を果たす椎間板への圧力は体重の増加分以上に跳ね上がります(国立健康・栄養研究所資料より)。
さらに、日々の忙しさから運動量が減ると筋肉量が低下し、腰を守る力が弱まります。この「筋力低下+体重増加」の組み合わせは、腰痛リスクを飛躍的に高める悪循環を生みます。

体重を2〜3kg減らすだけでも、腰への負担はかなり減りますよ!筋トレと有酸素運動のバランスがポイントです。
National Institute of Health and Nutrition. “Relationship between Obesity and Low Back Pain.”
腰痛改善のための基本原則
腰痛を根本から改善するためには、単に痛みを和らげるだけでなく、日常生活の中で腰に負担をかけない習慣を身につけることが重要です。特に40代以降は、筋肉・骨・関節の変化に加えて生活習慣病のリスクも高まるため、正しい姿勢や運動、栄養管理を組み合わせた総合的なアプローチが効果的です。
正しい姿勢をキープする
日本整形外科学会の報告によれば、猫背や反り腰などの不良姿勢は腰椎への負担を増やし、椎間板ヘルニアや腰椎分離症などのリスクを高めます。立っているときも座っているときも「耳・肩・腰」が一直線になるよう意識し、腰椎の自然なカーブ(S字カーブ)を保つことが重要です。
正しい姿勢を維持するためには、デスクや椅子の高さ調整、足裏がしっかり床につく座り方、モニターの位置を目線の高さに合わせるといった環境調整も欠かせません。

姿勢は“癖”だから、意識しないとすぐ元に戻っちゃいます。デスク環境の見直しから始めましょう!
Japanese Orthopaedic Association. “Guidelines for the Diagnosis and Treatment of Low Back Pain 2021.”
筋肉の柔軟性と強さを保つ
腰痛予防には、筋肉を柔らかく保つことと同時に、必要な筋力をつけることが欠かせません。特に腰を支える「腹横筋」「多裂筋」「大殿筋」などの体幹筋を鍛えることで、腰椎の安定性が向上します。また、股関節や太ももの裏(ハムストリングス)の柔軟性が高まると、腰の可動域が広がり負担が軽減します(参考:腰痛診療ガイドライン2021)。
ストレッチと筋トレはセットで行うことが効果的で、週2〜3回の継続を目安にしましょう。

筋トレだけ、ストレッチだけ…では不十分!バランスが大事ですよ。
Japanese Orthopaedic Association. “Guidelines for the Diagnosis and Treatment of Low Back Pain 2021.”
日常生活での腰への負担軽減
日々の動作でも腰への負担を最小限にする工夫が必要です。例えば、重い荷物は腰だけでなく膝を曲げて持ち上げる、長時間の立ち仕事では片足を台に乗せて腰椎の負担を減らす、掃除機や家事のときは腰をひねらないようにする…など、ちょっとした意識が腰痛予防につながります。
さらに、体重管理も重要です。体重が1kg増えると腰への負担はそれ以上に増加するため、適正体重を維持することで腰痛リスクを大きく減らせます(国立健康・栄養研究所資料より)。

“ちょっと意識”の積み重ねが、腰を守る最強の方法なんです!
National Institute of Health and Nutrition. “Relationship between Body Weight and Low Back Pain.”

40代に効果的な腰痛ストレッチ5選
腰痛改善には、筋肉の柔軟性を高め、血流を促進するストレッチが欠かせません。特に40代は筋肉や関節の硬さが進みやすく、動きが制限されることで腰に負担が集中します。ここでは、日本整形外科学会や理学療法の専門家も推奨する、腰痛改善に有効なストレッチを5つご紹介します。すべて自宅で簡単にでき、特別な器具は不要です。
キャット&カウ(背骨の動きを整える)
- 四つん這いになり、手は肩の真下、膝は腰の真下に置きます。
- 息を吐きながら背中を丸め、目線をおへそに向けます(キャット)。
- 息を吸いながら背中を反らし、胸を開いて目線をやや上に向けます(カウ)。
- この動きをゆっくり10回繰り返します。
このストレッチは背骨全体の可動域を広げ、腰の筋肉をほぐします(参考:腰痛診療ガイドライン2021)。

呼吸に合わせてゆっくり動かすと、腰だけじゃなく肩や背中もスッキリしますよ!
日本整形外科学会「腰痛診療ガイドライン2021」
ハムストリングスストレッチ(太もも裏の柔軟性アップ)
- 椅子に浅く座り、片足を前に伸ばしてかかとを床につけます。
- 背筋を伸ばしたまま、骨盤から前に倒します。
- 太もも裏が伸びているのを感じたら20〜30秒キープします。
太もも裏の柔軟性が高まると、腰の負担が減少し、姿勢改善にもつながります(厚生労働省「運動器の健康」より)。

勢いをつけないで、じんわり伸ばすのがコツです。
厚生労働省「運動器の健康」
膝抱えストレッチ(腰の筋肉ほぐし)
- 仰向けに寝て、両膝を胸に引き寄せます。
- 両手で膝を抱え、腰を軽く床に押し付けるようにします。
- 20秒間ゆっくり呼吸しながらキープします。
腰部の筋肉と仙腸関節周囲をほぐし、血流を促進します。

寝る前にやるとリラックス効果もあっておすすめ!
「両膝を引き寄せるストレッチは、腰部の筋緊張を緩和し、仙腸関節の可動性向上と血流促進に効果的です。」(参考:腰痛ストレッチ指針)
腰ひねりストレッチ(脊柱の回旋可動域改善)
- 仰向けに寝て膝を立てます。
- 両膝を揃えたまま、ゆっくり片側へ倒します。
- 両肩が床から離れないように注意しながら、20秒キープします。
腰回りや背中の筋肉をやわらげ、動きやすい腰を作ります。

左右差を感じたら、硬い方を少し多めにストレッチしましょう。
日本整形外科学会「腰痛診療ガイドライン2021」
チャイルドポーズ(腰部のリラックス)
- 四つん這いから、お尻をかかとに近づけて座ります。
- 両手を前に伸ばし、額を床につけます。
- 深呼吸しながら30秒キープします。
腰から背中全体の緊張を和らげ、ストレス軽減にも効果的です(参考:ヨガ療法学会報告)。

力を抜いて呼吸を感じるだけで、腰も心もゆるみます。
日本ヨーガ療法学会報告「チャイルドポーズ(バラーサナ)は、腰部の緊張緩和およびリラクゼーション効果があると報告されています。」
ストレッチの正しいやり方と注意点
腰痛改善のためにストレッチを行う際は、「正しいフォーム」と「安全な範囲」を守ることが大前提です。間違ったやり方や無理な動きは、逆に腰を痛めてしまうリスクがあります。ここでは、安全かつ効果的にストレッチを続けるための3つのポイントを解説します。

呼吸を止めない
ストレッチ中に呼吸を止めてしまうと、筋肉が緊張して柔軟性が下がり、血流も悪くなります。腰痛改善を目的としたストレッチでは、息を吐くときに筋肉が伸びやすくなるという生理的反応(伸張反射の抑制)を活用します。
「伸ばすときに吐き、戻すときに吸う」リズムを意識しましょう(参考:日本ストレッチング協会ガイドライン)。

呼吸はストレッチの“燃料”です!止めずに、リズムよく行いましょう。
Japan Stretching Association. “Stretching Guidelines.”
痛みのない範囲で行う
「少し伸びて気持ちいい」程度がベストです。強い痛みを感じるまで伸ばすと、筋肉や靭帯を傷める可能性があります。特に腰痛がある場合は、痛みが出たら即中止し、医師や理学療法士に相談してください。
日本整形外科学会も腰痛予防の運動は無痛範囲での実施を推奨しています(腰痛診療ガイドライン2021)。

“痛気持ちいい”と“痛い”は別物ですよ!無理せず続けることが大事です。
Japanese Orthopaedic Association. “Guidelines for the Diagnosis and Treatment of Low Back Pain 2021.”
毎日継続するための工夫
ストレッチの効果は一度で劇的に現れるものではなく、継続によって少しずつ改善していくものです。習慣化のコツとしては、
- 朝起きた直後や就寝前など、時間を固定する
- 好きな音楽や動画を流しながら行う
- 家族や友人と一緒に取り組む
などがあります。
厚生労働省の報告でも、1日5〜10分の軽い運動を毎日続けることで、腰痛リスクが大幅に低下することが示されています(健康づくりのための身体活動基準2013)。

“ちょっと面倒”をなくす工夫が続くカギですよ!
Ministry of Health, Labour and Welfare. “Physical Activity Standards for Health Promotion 2013.”
腰痛予防のための生活習慣改善
ストレッチだけでなく、日常生活の習慣を見直すことも腰痛改善・予防には欠かせません。腰への負担は、座り方や立ち方、食事、睡眠など、毎日の生活全般に潜んでいます。ここでは、腰痛を防ぐために取り入れたい生活習慣を3つの観点から解説します。

デスク環境の見直し
デスクワークでの腰痛予防には、作業環境の調整が非常に重要です。椅子の高さは、座ったときに膝が90度になるように設定し、背もたれは腰の自然なカーブを支える形状を選びましょう。
モニターの位置は目線の高さに合わせ、キーボードやマウスは肘が90度で届く位置に配置します。これにより、猫背や前かがみ姿勢を防ぎ、腰椎への過剰な負担を減らせます(参考:人間工学ハンドブック2022)。

椅子と机の高さが合っていないと、それだけで腰に負担がかかりますよ!
Japanese Ergonomics Society. “Handbook of Ergonomics 2022.”

軽い運動を習慣化
運動不足は腰痛の大きなリスク要因です。ウォーキングや軽いジョギング、水泳などの有酸素運動は、腰回りの筋肉を強化し、血流を促進します。また、体幹トレーニング(プランクやヒップリフト)を週2〜3回取り入れると、腰を支える力が向上します(日本整形外科学会推奨運動)。
運動は“短時間でも継続”が重要で、1日10分でも続けることが腰痛予防に直結します。

筋トレと有酸素運動を組み合わせるのがベストバランスです!
Japanese Orthopaedic Association. “Recommended Exercises for Low Back Pain Prevention.”

体重管理と栄養バランス
体重が増えると腰椎や椎間板への負担が増大します。国立健康・栄養研究所のデータによれば、体重が1kg増えると腰にかかる負担は約4倍になるとも言われています。
食事面では、骨や筋肉の健康に必要なカルシウム・ビタミンD・タンパク質を意識的に摂取しましょう。特にビタミンDは日光浴でも生成されるため、適度な外出もおすすめです。

食事と運動、どちらかだけではダメ!両方をバランスよく続けるのが理想です。
National Institute of Health and Nutrition. “Relationship between Body Weight and Low Back Pain.”

まとめ|今日から始める腰痛予防
腰痛は「年齢のせい」と諦める必要はありません。
正しい知識と習慣を取り入れれば、40代以降でも腰の状態は改善可能です。
この記事で紹介した内容は、どれも特別な器具なしで自宅で始められるものばかりです。
✅ ストレッチで柔軟性アップ
✅ 筋トレで腰を支える筋力を強化
✅ デスク環境や体重管理で日常の負担を軽減
まずは、1日5分から始めてみましょう。
「未来の腰」は、今日の一歩から変わります。

“あとでやろう”は腰痛の最大の敵!今日から一緒に始めましょう♪
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