医学的に検証!サウナで痩せる仕組みと効果的な使い方

※本記事は、サウナ&スパ健康アドバイザーNSCA-CPT(全米認定パーソナルトレーナー)であり、cortisパーソナルジム代表を務める日原裕太が、15年以上の指導経験と最新の医学的知見をもとに執筆しています。延べ1万人以上の指導実績を持ち、サウナ活用法とダイエット指導を専門としています。

この記事では、

  • サウナ単体での脂肪燃焼効果の限界と、その理由
  • 運動・食事・睡眠と組み合わせることで得られる“間接的な痩身効果”
  • 医学的に安全で効果的なサウナの入り方と頻度

について、科学的根拠を交えてわかりやすく解説します。


cortisちゃん

サウナって汗いっぱいかくから、その分脂肪も減るんでしょ?

日原 裕太

実はね、それは半分正解で半分間違いなんだ。
減った体重のほとんどは“水分”なんだけど、正しい順番やタイミングで入れば、脂肪を減らす行動が続けやすくなるんだよ。

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目次

医学的に検証!サウナで痩せる仕組みと3つの間接効果

サウナ単体では大きな脂肪燃焼は起きません。入浴直後の体重減少の多くは汗=水分で、補水すれば戻ります。
では「痩せる」効果はどこから来るのか? ポイントは以下の間接効果の合算です。

効果の種類メカニズムダイエットへの影響
熱ストレス効果血流・自律神経が整う運動・睡眠の質向上
運動後の回復促進翌日も動ける体になる総消費量(NEAT含む)UP
睡眠前の深部体温調整食欲・ストレスホルモン安定過食抑制

推奨スタート例

  • 10〜12分サウナ → 水1〜2分 → 外気3〜5分
  • 週2〜4回から始める
  • 禁忌(心血管疾患、妊娠、高度脱水など)は医療者相談

発汗で減るのは水分だけ|正しい補水と体重管理法

入浴直後の-0.5〜1.0kgは主に汗とグリコーゲン由来の水分。
これを「脂肪減少」と誤解すると、リバウンド行動(食べ過ぎ)につながります。

補水の実務

  • 入浴前後で体重差を測る
  • 差分×1.5倍を目安に30〜60分で補水(電解質入り飲料を少量ずつ)
  • 水だけ大量摂取はNG(低ナトリウム血症リスク)
  • 発汗量が多い日は塩分・カリウム・マグネシウムを含む飲料や食事で戻す
  • 入浴前は水分200ml程度を摂取
  • アルコールは厳禁

記録のコツ

  • 朝一体重を基準に
  • 入浴直後の体重は参考値として残す
  • 水分変動と脂肪トレンドを分けて判断できるようにする

脂肪燃焼は“間接効果”で狙う|運動・NEAT・回復の黄金サイクル

サウナは軽い散歩程度の代謝亢進に留まりますが、行動変容に効果大。
トレーニング日の仕上げに10〜12分×1〜3セットで以下の効果が期待できます。

STEP
血流増加 → 老廃物排出促進 → 筋肉痛軽減

温熱効果で血流が活発になり、疲労物質や乳酸が体外へスムーズに排出されます。これにより筋肉のこわばりが緩み、トレーニング後の回復が早まります。

STEP
翌日の歩数・姿勢維持(NEAT)UP

筋肉の柔軟性が高まり、翌日の動きや姿勢が軽快に。結果として日常の歩数や活動量(NEAT)が自然に増え、消費カロリーもアップします。

STEP
「ご褒美ルーティン化」で運動継続率UP

サウナをトレーニング後の“ご褒美”として習慣化することで、運動のモチベーションを維持。継続しやすいライフスタイルへと変わります。


まとめ
  • サウナは“物足りない強度”から開始(RPE7未満)
  • 熱負荷が強すぎると睡眠・回復を損なう
  • めまい・動悸・吐き気を感じたら即中止

EPOCを最大化する時間割|睡眠と食欲ホルモンを整える方法

脂肪減に直結するのは運動由来のEPOC(運動後過剰酸素消費)
筋トレ→有酸素→サウナの順で組むと、副交感神経の立ち上がりがスムーズになり、寝つき改善に有効。

就寝前の推奨フロー

STEP
就寝90分前までに入浴終了

→ 深部体温が下がるタイミングと眠気のピークを一致させ、入眠をスムーズにする

STEP
外気浴で体表面を冷ます

→ 副交感神経を優位にし、心拍数と血圧を安定させてリラックス状態へ導く

STEP
ぬるめのシャワーで汗を流す

→ 発汗による皮膚のベタつきを取り、快適な睡眠環境を整える

STEP
炭水化物+たんぱく質の軽食

(例:おにぎり+プロテイン)
→ グリコーゲン適度補充で夜間低血糖防止・食欲ホルモン安定

    • 朝は体重・心拍・睡眠スコアを記録
    • 週次平均で評価し、水分変動に振り回されない
    • 強度を上げるときは「セット数 → 時間 → 温度」の順

    運用のコツ


    サウナの基本設計|頻度・時間・順番の標準プロトコル

    サウナの基本は 「短・冷・長」(加温は短め → 冷却は短く → 休息は長め)。
    以下を基準に、安全かつ効果的に組み立てます。

    項目標準設定初回の目安ポイント
    加温10分8分湿式・ロウリュは短縮
    冷却(水風呂)2分1分息が整うまで
    外気浴5分5分頭が軽くなる感覚まで
    セット数1〜31〜2「もう1セットいける」で終了
    • 温度はRPE(主観的熱負担)6〜7/10を上限
    • 高血圧・心疾患・妊娠中は医師相談のうえ低強度から
    • めまい・動悸・吐き気・悪寒があれば即終了

    運動日の順番例
    筋トレ → 有酸素 → サウナ → 冷却 → 補水 → 軽食 → 就寝

    非運動日の順番例
    サウナ → 軽い散歩(NEAT) → 夕食 → 就寝90分前終了


    10-2-5×3セット基準の使い方

    基本セット構成:加温10分(または発汗ピーク+2分) → 水1〜2分 → 外気5分

    レベルセット構成セット数注意点
    初回〜慣れるまで8-1-51〜2RPE8以上に上げない
    慣れたら10-2-52〜3合計3セットを上限
    • ロウリュ直後は時間を2〜3分短縮
    • 発汗量が多い日は1セット目を短縮、3セット目は見送り可
    • 終了後はぬるめのシャワー → 電解質補水(30〜60分で分割摂取)

    目的別|減量・回復・睡眠の最適パターン

    目的頻度・タイミングセット構成補足
    減量重視運動日筋トレ → 有酸素20〜30分 → 8-1-5×2外気浴を長めにして交感神経を落とす
    回復重視非運動日6〜8分低温 → 1分水 → 7〜8分外気×2外気浴でストレッチや呼吸法を併用
    睡眠重視就寝2〜3時間前6-0.5-8×1〜2ロウリュ回避・低強度設定

    共通原則

    • 上げ切らない・冷やしすぎない・休みを長めに
    • アルコール摂取時・食後60〜90分以内は避ける
    • 空腹が強いときは軽食(糖質+たんぱく質)を先に摂る

    週あたりの目安と調整方法

    レベル頻度総セット数注意点
    初心者週2〜3回4〜6連日回避
    中級週3〜4回6〜9連続3日NG
    上級週5回まで高温・長時間・高頻度は逆効果リスク

    女性は月経前〜中は低強度・短時間で合格ライン設定

    負荷の増やし方は「セット数 → 時間 → 温度」の順

    週次評価指標:
    ① 朝体重の週平均
    ② 安静時心拍(±5bpm以内)
    ③ 睡眠スコア(±1以内)

    いずれかが悪化したら翌週は頻度を減らすか、各セットを2〜3分短縮

    サウナ以外の温熱法比較|交代浴・岩盤浴・発汗のみの違い

    同じ「温熱」でも、痩身への寄与や目的は異なります。
    以下の表で比較すると違いが明確です。

    方法特徴痩身への影響注意点
    交代浴(温→冷→休息の反復)血管の収縮・拡張をリズミックに刺激回復促進・自律神経再調整 → 運動継続で総消費UPめまい・悪寒・動悸があれば中止
    岩盤浴(遠赤外線・約40℃)心血管負荷が穏やか、長時間の心地よい温め発汗量○・代謝亢進は緩やか、睡眠改善向き脱水・補水不足に注意
    発汗のみ(ビニール着用・高温室)汗を出すことが目的化一時的な水分減中心、脂肪減少には不十分脱水・低ナトリウム血症リスク

    痩身目的の基本方針

    「運動 ×(サウナ or 岩盤浴)」の併用が王道。発汗だけに頼らない。


    代謝・心血管反応の違い(どれが“燃える”か)

    • サウナ:短時間で心拍・血流↑ → 軽い有酸素運動に近い代謝亢進
    • 交代浴:温冷刺激で血管トレーニング効果 → 翌日の活動(NEAT)増加
    • 岩盤浴:深部までじんわり温まる → 循環器ストレス低め
    • 発汗のみ:燃焼より脱水中心 → EPOC(運動後代謝亢進)も乏しい

    実務的最適解
    筋トレや有酸素でEPOCを作り、仕上げにサウナまたは岩盤浴で回復&睡眠を整える。
    →「運動=消費の主因」「温熱=行動継続と回復の触媒」


    代替・補助策|岩盤浴・低温サウナ・サウナハット

    • 高温サウナが苦手/循環器不安がある場合
      岩盤浴や低温サウナ(60〜70℃)で20〜40分、途中休憩と補水を挟む
    • サウナハット活用:頭部過熱を抑え、安全に滞在延長可
    • RPE7を超えない
    • セット数は最大3
    • ロウリュ時は短縮
    • 自宅応用:「入浴 → 常温シャワー → 休憩」をミニ交代浴として実施
    • 共通注意:汗量目的化せず、終了後は電解質補給+体調チェック

    入浴 vs 有酸素運動|役割の違いと組み合わせ

    役割分担

    • 有酸素・レジスタンス運動=脂肪減の主役(消費の創出)
    • 入浴=回復と睡眠質UP(翌日も動ける体の維持)

    推奨フロー(運動日)

    1. 筋トレ
    2. 有酸素20〜30分
    3. サウナ8〜10分 ×1〜2セット
    4. 水1分
    5. 外気5分
    6. 補水・軽食 → 就寝

    非運動日

    • 岩盤浴や低温サウナでリラックス重視
    • 入浴後に15〜20分の散歩でNEATを稼ぐ

    時間がない場合

    • 簡易交代浴:「温5分 → 常温シャワー1分 → 休5分 ×2」

    ポイント

    置き換えず、役割を分けて積み上げるのが継続のコツ

    入浴は運動の代替にならない

    栄養・水分補給|脱水と低ナトリウム血症を防ぐ方法

    サウナで安定した成果を出すには、失った水分と電解質を正しく戻すことが必須です。
    基本の3ステップは以下の通りです。

    タイミング補給量・方法注意点
    開始前水 or 薄めの電解質飲料200〜300ml飲み過ぎない
    終了後体重差×1.2〜1.5倍を30〜60分で分割飲用水だけ大量摂取はNG
    補給内容ナトリウム・カリウム・マグネシウムを含む飲料・味噌汁等低Na血症予防

    低ナトリウム血症の症状
    頭痛/吐き気/めまい/こむら返り/強い倦怠感 → 即中止・医療機関へ


    入浴前後の水・電解質補給|実務ポイント

    • 開始15〜30分前に200〜300ml
    • 各セット間は「口を潤す程度」でOK
    • 終了後は入浴前後の体重差 × 1.2〜1.5倍を目安に分割摂取
    • おすすめ飲料
    • 薄めた経口補水液
    • 無糖スポーツドリンク
    • 味噌汁・スープ(具少なめ)
    • 発汗量が多い日は塩むすび・梅干し(ナトリウム補給)、バナナ・キウイ(カリウム補給)
    • こむら返りが出る人はマグネシウム入りミネラルウォーターも併用
    • 尿色が濃い・体重が戻らない場合は追加セットや有酸素を中止し回復優先

    食事タイミングと内容|サウナ前後のベストプラクティス

    タイミング食事内容目的
    入浴前90分以降(満腹時は避ける)空腹時は軽食(おにぎり半分+プロテイン/ヨーグルト+はちみつ)低血糖予防
    入浴後30〜60分(回復ゴールデンタイム)炭水化物+たんぱく質=2:1(例:おにぎり+味噌汁+サラダチキン)グリコーゲン回復・筋分解抑制
    脂質控えめ消化負担軽減

    睡眠との組み合わせ例
    就寝2〜3時間前にサウナ → 90分前終了 → 軽食 → シャワー → 就寝
    → 睡眠質UP&翌日のNEAT向上


    アルコールとカフェインの注意点

    • アルコール:血管拡張+利尿作用 → 脱水加速、不整脈・転倒・判断力低下リスク
    • 前後は完全ゼロが原則
    • 飲酒予定日はサウナ回避
    • 前夜の大量飲酒/二日酔い/動悸・不整脈がある場合も中止
    • カフェイン:交感神経を上げて心拍・体温↑ → 入浴2〜3時間前から控える

    安全の合言葉
    「上げ過ぎない・冷やし過ぎない・休みを長く」
    → 異変を感じたら即中止、体調がフラットに戻ってから再開
    → 不安がある場合は医療者に相談

    サウナ安全対策|禁忌・リスクと中止基準

    サウナの効果は設計次第ですが、安全対策を怠ると逆効果になります。
    基本原則:「強度を上げすぎない・冷やしすぎない・休みを長く」

    • 入室は「物足りない手前」で終了
    • 水分・電解質・睡眠を優先
    • 高温・長時間は脱水・不整脈・失神・低Na血症のリスク増
    • 運動直後は交感神経が高い → 強刺激(ロウリュ)は避け、低温短時間から
    • 食後すぐ・飲酒時・発熱・体調不良・睡眠不足の日は中止

    主な禁忌・注意が必要なケース

    状況・持病対応・理由
    心筋梗塞・狭心症・重度不整脈・重度大動脈弁狭窄原則禁止(循環器負担大)
    コントロール不良の高血圧/低血圧医師と相談
    脱水・腎機能障害脱水リスク増
    発熱・感染症状免疫・循環器への負担
    急性期の外傷・火傷回復遅延の恐れ
    妊娠中低温短時間でも医師と相談
    糖尿病(低血糖リスク)空腹サウナNG、補食を
    利尿薬・SGLT2阻害薬・一部向精神薬・甲状腺薬・β遮断薬服用中体温調節・心拍反応への影響

    高齢者・初心者
    低温(60〜70℃)×6〜8分×1〜2セットを上限に、“見守りサウナ”推奨


    中止基準と現場対応

    即時中止サイン

    • めまい・立ちくらみ
    • 胸痛・圧迫感
    • 強い動悸・不整脈感
    • 吐き気・頭痛
    • 視界が白む/狭くなる
    • 異常な悪寒
    • 混乱・ろれつ障害
    • 手足のしびれ・けいれん

    対応手順

    1. 入室をやめて座る(転倒防止)
    2. 外気または涼しい場所へ移動
    3. 衣服をゆるめ、扇いで冷却
    4. 電解質飲料を少量ずつ
    5. 同伴者が意識・呼吸・脈を確認

    救急要請が必要な症状
    胸痛・片側麻痺・会話困難・意識低下 → 119番通報

    回復後の原則
    当日の再入室・運動は中止し、十分な睡眠・食事・補水を


    環境・衛生・事故予防

    • 転倒防止:サンダル持参、立ち上がりはゆっくり
    • ロウリュ時:最下段・短時間、ストーブ付近に近づかない
    • 水風呂:1〜2分を上限、全身を冷やし切らない
    • 低Na血症対策:終了後は体重差×1.2〜1.5倍を分割補水(水だけ大量は不可)
    • 感染予防:発熱・下痢・咽頭痛などの症状時は利用しない
    • 衛生マナー:うつ伏せ寝・大声会話を避け、こまめに汗を流す
    • 就寝前サウナ:夕方以降はカフェイン控えめ、就寝90分前までに終了
    • 安全管理:単独利用は避け、初回はバディ制

    安全の合言葉
    「短く・浅く・休み長く」
    → 迷ったら中止、体調が戻ってから再開

    併用戦略|筋トレ・有酸素・NEATとの組み合わせ

    痩身の主役は「運動=消費の創出」、サウナは「回復と睡眠=継続の加速」。この役割分担を守りつつ、週の中で“疲れを翌日に残さない設計”を行います。

    【基本方針】

    1. 筋トレ→有酸素→サウナの順で交感神経を段階的に下げる
    2. 当日夜の睡眠は「就寝90分前までに完了」ルールを守る
    3. サウナ後は“ゆるい活動”でNEATを上積みする

    【週間テンプレ例(減量期)】

    • 月:筋トレ下半身→有酸素→サウナ
    • 火:休養(低温サウナ+散歩)
    • 水:筋トレ上半身→有酸素→サウナ
    • 木:有酸素ロング
    • 金:筋トレ全身→サウナ
    • 土:自由(岩盤浴や低温)
    • 日:完全休養

    強度は“物足りない”レベルから開始し、体重・安静時心拍・睡眠スコアを見て翌週調整します。


    筋トレ前後の入り方(パフォーマンスを落とさない)

    重い筋トレ前の高温サウナは避けます。血管拡張や脱水で出力低下・めまい・集中力低下のリスクがあるためです。
    筋トレ後は低温・短時間(1〜2セット)で呼吸と心拍を落とすのが基本。

    【例】
    ウエイト45〜60分 → ゾーン2有酸素15〜20分 → サウナ8〜10分(RPE6〜7) → 水風呂1分 → 外気浴5分 × 1〜2セット。
    ロウリュは避け、最下段に座り、“まだいける”一歩手前で退出。

    終了後はぬるめのシャワーで汗を流し、30〜60分以内に電解質+炭水化物+たんぱく質を摂取(例:味噌汁+おにぎり+プロテイン)。
    ハイボリューム期やピーキング期は週1〜2回・各1セットに制限し、睡眠の質や筋肉痛の主観で調整。痛みや腫れがある部位はサウナをスキップします。


    有酸素の置き方(ゾーンと順序で“燃やす”)

    脂肪燃焼の直撃は有酸素運動が担います。

    • 筋トレ日:筋トレ→ゾーン2(最大心拍の60〜70%)15〜30分→短時間サウナ
    • HIIT日:HIIT→クールダウン5〜10分→ごく短いサウナ1セット(過覚醒防止)
    • 非運動日:低温サウナ6〜8分×1〜2→常温休憩→15〜20分ゆる散歩でNEAT確保

    朝に有酸素を行う場合は、サウナは夕方〜就寝90分前までに分離。脱水リスクを避けます。
    花粉・暑熱・高湿度日は屋内で安全に。

    【目標時間】

    • 週合計:120〜150分(初心者は90分から)
    • 強度より“頻度×時間”を優先
    • 心拍計やRPEで管理し、前日比で負荷が高すぎる日は短縮・中止も検討

    サウナ後のNEAT・睡眠設計

    サウナ後は「完全停止」ではなく、“低負荷の活動”でNEATを稼ぎます。
    例:散歩・ストレッチ・軽い家事など。
    睡眠は「深部体温低下のゴールデンタイム」を逃さないよう、就寝90分前までに終了し、暗く静かな環境で深い眠りに誘導します。

    実装|安全に痩せるための7日間サウナ×運動アクションプラン

    「安全に続ける」を最優先に、1週間で実行できる時短サウナダイエットプランです。
    原則は以下の3つ:

    1. サウナは“物足りない強度”で終了(RPE7未満)
    2. 就寝90分前までに完了
    3. 翌日の歩数・睡眠を上げる設計

    筋トレ・有酸素・NEAT(非運動性活動)と組み合わせ、毎週の指標(朝体重の週平均/安静時心拍/睡眠スコア)で微調整します。
    負荷を増やす順は「セット数 → 時間 → 温度」。迷ったら短く・浅く・休憩長めで。


    1週間プラン例(初心者~中級・忙しい人向け)

    • :筋トレ下半身 → ゾーン2有酸素20分 → 8-1-5×2(最下段・ロウリュ回避)
    • :低温サウナ6-1-8×1 → ゆる散歩15分 → 炭水化物+たんぱく質の軽食
    • :筋トレ上半身 → ゾーン2 15分 → 8-1-5×1(疲労強ければサウナ省略)
    • :岩盤浴 or 自宅交代浴(湯5分→常温シャワー1分→休5分×2)+ストレッチ
    • :有酸素30~40分(ゾーン2) → 8-1-5×1
    • :自由(外出でNEAT稼ぎ/混雑回避で昼サウナ6-1-8×1)
    • :完全休養+週次レビュー(朝体重平均、RHR、睡眠スコア記録)

    実施時間の目安:夕方~夜(就寝2~3時間前まで)
    飲酒予定日はサウナを別日にスライド。体調・天候・混雑を見て“やらない勇気”も選択肢に。


    サウナ施設選びと持ち物チェック

    施設選びのポイント

    • 低温室/高温室の選択肢がある
    • 最下段の座席数が十分
    • 水風呂の動線と深さ(1~2分で出入りしやすい)
    • 外気浴スペースが充実(座る・横になれる)
    • ロウリュの有無と頻度(強刺激は避けられるか)
    • 混雑時間の把握(待ち時間は冷え過ぎ・脱水の原因)

    持ち物リスト(★必須/☆推奨)

    • ★フェイスタオル×2
    • ★ドライタオル
    • ★電解質飲料(薄めOK)
    • ★ロッカー用小物袋
    • ☆サウナハット
    • ☆滑りにくいサンダル
    • ☆塩むすび or 梅干し
    • ☆脈拍計(スマートウォッチ可)

    現場での安全ルール

    • 最下段スタート、“まだいける手前”で退出
    • ロウリュ時は時間短縮
    • 立ち上がりはゆっくり(床は滑る前提)
    • 各セット間はひと口だけ補水

    記録テンプレートで成果を可視化

    毎朝(排尿後・同条件)

    • 体重:7日移動平均で管理(単日の増減に反応しない)
    • 安静時心拍(RHR):前週比+5bpmで黄信号、+8bpmで赤信号

    夜~翌朝

    • 就寝時刻/起床時刻
    • 夜間覚醒回数(0~3回)
    • 主観睡眠スコア(1~5)

    入浴ログ(アプリor紙)

    • 開始時刻
    • セット構成(例:8-1-5×2)
    • RPE
    • 入浴前後体重差(補水量=差分×1.2~1.5倍)

    週次レビュー(信号ルール)

    • :体重平均↓ or 変わらず、RHR±5以内、睡眠スコア≥3 → 現状維持
    • :2指標悪化 → 翌週は「サウナ総セット-1」or「外気浴+2分」
    • :3指標悪化 or 体調不良 → サウナ休止+睡眠・補水・栄養の回復週

    補足:テンプレはLINEで配布(スプレッドシート版/紙PDF)。
    初回は3週間“固定メニュー”で回し、4週目に微調整がセオリー。迷ったらオンライン相談も可能。

    FAQ

    Q1. サウナで減った体重はどこまで“痩せた”といえる?

    A. 直後の減少は大半が水分で脂肪ではありません。朝体重の週平均とウエスト、体脂肪率の移動平均で判定。補水後も下降が続けば“痩せた”と判断します。

    Q2. 何分・何セットが一番痩せやすい?初心者の上限は?

    A. まず8-1-5×1~2から、慣れたら10-2-5×2~3。RPE7未満を上限、ロウリュ直後は短縮。合計3セットまで・連日は避けるのが安全で、継続率も上がります。

    Q3. 食後はどのくらい空ける?プロテインはいつ飲む?

    A. 食後90分以降が目安。空腹が強い日は入浴30~60分前に軽食を。終了後30~60分で炭水化物+たんぱく質を補給。就寝90分前終了→軽食→就寝の流れが最適。

    Q4. 生理中・更年期・高血圧の人はどう調整すべき?

    A. 低温短時間・少セットで実施、立ちくらみや動悸があれば即中止。高血圧や治療中は医師に相談し、最下段・ロウリュ回避・連日不可を徹底して下さい。

    Q5. 家のお風呂や岩盤浴でも代替できる?

    A. 家風呂は湯5分→常温シャワー1分→休5分×2の“ミニ交代浴”でOK。岩盤浴は低負荷で睡眠改善に有効。いずれも有酸素運動と組み合わせると効果が出ます。


    著書のご案内|『サウナで健康を作る本』

    サウナの医学的メカニズムから、安全な入り方、筋トレ・有酸素・睡眠との
    “正しい組み合わせ”まで、この1冊に体系化しました。
    「汗=体重減」の誤解を解き、継続して痩せる設計がわかります。

    • サウナ単体の限界と“間接効果”の活かし方
    • 失敗しない頻度・時間・順番(実践プロトコル付き)
    • 栄養・補水・睡眠のチェックリスト

    直営店アクセス

    住所〒240-0065 神奈川県横浜市保土ケ谷区和田1-13-19-104
    営業時間9:00〜22:00 ※年中無休
    問い合わせメールpersonal.gym.cortis@gmail.com
    アクセス相鉄線本線「和田町駅」より徒歩2分 「横浜駅」より電車徒歩合わせて10分

    ※横浜市 での パーソナルトレーニング ジムの中でもリーズナブルに通えます♪
    パーソナルジムで迷っている方は一度、体験から受講してみてください。
    無理な勧誘は一切ございません。

    当店の予約・SNSなど

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