cortisパーソナルトレーニングジム代表
日原 裕太(ひはら ゆうた)
こんにちは!cortisパーソナルトレーニングジム代表のヒハラです。(@hihara.trainer)
女性なら誰しもすらっとした理想的なプロポーションには憧れを抱くもの。
それこそ、理想的なプロポーションというのは女性らしさの象徴のひとつであると言っても過言ではないでしょう。
今回から数回にわたって書かせて頂く記事のメインテーマは『腰痛』。
一見、腰痛と理想のプロポーションなんてあまり関係していないように思われる方もいるかも知れません。
しかしこの両者、実はとても強い関連性を持っていると言えます。
もしあなたが腰痛で悩んでいるのなら、もしあなたが理想のプロポーションを手に入れたいと願っているのなら、是非しばらくの間お付き合い頂ければと思います。
貴方のその悩みを解決する糸口が見つかるかもしれません。
腰痛をどうにかしたいヒトに絶対知っておいて欲しいポイント
今や老若男女、全ての現代人にとっての悩みの種のひとつ、腰痛。
厚生労働省のデータを見ても、男女とも痛みに悩まされる原因の2大トップは腰痛と肩こり。
この構図は実際何十年も変わっていません。
では、これだけ医学が目まぐるしい勢いで進歩している現代社会において、腰痛に悩む人が減らないのはどうしてでしょうか?
それはすなわち、自分の姿勢にしっかり目を向ける人が少ないからに他なりません。
そして、腰痛を生じさせにくい姿勢を考える際に最も重要なのは、
『背骨が本来持っている機能』と『自分の背骨の状態』を知り、適切にケアすること。
痛いところをマッサージしたりストレッチで身体を柔らかくしたりしても、しつこい腰痛というのは中々良くならないというイメージ、あなたは持っていませんか?
もしかしたら背骨にしっかりと意識を向けながらエクササイズを行うことで、そのイメージは大きく変わるかもしれません。
さて、そんな前置きからすぐに背骨の話に行きたいところですが…その前に腰痛と理想のプロポーションの関係性についても少しお話しておこうと思います。
理想のプロポーションを決定付ける最大因子
記事の中で『理想のプロポーション』という言葉を何度も使ってきているワケですが、この言葉自体けっこう抽象的だなって思いませんか?
プロポーションという言葉を日本語にすると『身体全体のつり合い(バランス)』と言ったような意味になります。
つまり、全体のつり合いが取れたバランスのいい身体こそが理想のプロポーションということ。
少しくらい二の腕やお腹まわりに自信がなくたって、身長や体重にコンプレックスがあったって、トータルでバランスの良い身体・姿勢をキープすることができれば見栄えの良い素敵なスタイルでいられるんです。
では、全体のつり合いが取れたバランスのいい身体を維持するために関係している最大の因子は?
・・・ここまで読んで頂いていれば、何となく察しがつきますよね。
そう、それは背骨の構造と機能です。
どんなにすらっとした手足を持っていても、どんなにくびれた腰まわりをキープしていても、背骨がキレイなS字カーブを描いていなければどこかアンバランスな、不健康そうな佇まいに見えてしまうかもしれません。
背骨の構造と機能が適切に保たれて初めて、あなたの身体は理想的なプロポーションとして他者の目に魅力的に映ることでしょう。
理想的な背骨を手に入れるためのプロセス
背骨の構造を知り、自分の背骨の状態を知り、適切なケアをすることで腰痛を改善させながら理想のプロポーションを手に入れることができる…ここまでそんなお話をさせて頂いてきました。
ここからは、あなたが理想的な背骨を手に入れるためのプロセスについてお伝えしていきます。
具体的なプロセスは以下の通り。
- 背骨の正しい構造を知る
- 自分の背骨の状態を知る
- 背骨を適切に動かすエクササイズを行う
それではひとつずつ具体的に見ていきましょう。
背骨の正しい構造を知る
まずは以下のイラストをご覧ください。
これが背骨。医学的には脊柱と言います。
あ、なにやら小難しい話が始まるのかと身構えたあなた、心配はご無用。
背骨の正しい構造といっても、知って欲しいことはそこまで難しいことではありません。
背骨の骨が何個あるとか、どこまでが頸椎でどこまでが胸椎だとか、そういった知識は今必要ないんです(もちろん知っているに越したことはないですが)。
大切なのは
⑴ 背骨は主に首の骨、胸の骨、腰の骨に分かれている。
⑵ 背骨は首、胸、腰の部分でそれぞれ前、後ろ、前にカーブ(湾曲)している。
⑶ 背骨は案外柔らかく滑らかに動く。
この3点だけ。
背骨というのは首、胸、腰でそれぞれ滑らかなカーブを描くことでS字状の構造を形作っています。
このS字構造が適切に存在することで、背骨が本来受けるであろう衝撃の90%を緩和・吸収し人体の様々な部位へかかる負担を軽減してくれていると言われています。
そしてこのS字構造の機能を最大限発揮させるためには背骨の柔軟性が不可欠。
背骨は前に曲げたり、後ろに反ったり、左右に倒したり捻じったり、実は本来かなりの柔軟性を持っています。
逆に言えば背骨の柔軟性が損なわれれば適切なS字構造を保つことが難しくなり、結果的に背骨の中でも最も負担がかかりやすい腰へ負担が集中しやすくなります。
そうなれば、腰痛が生じやすくなるだけではなく姿勢が悪くなることで魅力的なプロポーションを保つことも難しくなってしまうんです。
自分の背骨の状態を知る
専門家じゃあるまいし、自分の背骨の状態なんて分からない…あなたはそんな風に思うかもしれません。
でも、これって実はそんなに難しいことじゃないんです。
ではどうやって自分の背骨の状態を知るのか。
それは「自分の横姿を鏡に映してみる」だけ。簡単でしょ?
鏡に映る自分の姿は毎日見ている事と思います。
ただ、それはおそらく正面から見た自分の姿が大半のハズ。
自分の横姿を鏡に映してまじまじと見るということをする人は実のところあまり多くありません。
しかし、自分の背骨の状態を確かめるには自分の横姿を映すのが一番なんです。
その際のポイントは
⑴ 耳の穴と肩、股関節が床から一直線になっているか
⑵ 背骨がキレイなS字カーブを描いているか
このふたつ。
分かりにくければスマートフォンのカメラでセルフタイマー機能を使って横姿を撮影してみてもいいでしょう。
そこまで正確に姿勢を分析する必要はありません。
何となくのイメージで「自分は頭が肩より前に出過ぎている」、「自分は腰のカーブが強すぎる」、「自分は何となく全体的にS字カーブが弱い」など、大雑把で構わないので自分の背骨のクセを「知る」ということがなにより大切なのです。
まとめ
cortisパーソナルトレーニングジム代表
日原 裕太(ひはら ゆうた)
今回の記事では
①腰痛と理想のプロポーションには強い関連性がある
②背骨の本来の機能と、自分自身の背骨の状態を知ることが最も重要
③ ①、②を踏まえ、自分の背骨に合ったエクササイズを行う必要がある
と言った内容についてお話させて頂きました。
ちなみに今回の記事内容は腰痛改善と理想のプロポーション獲得のための序論…いわば理論編に過ぎません。
次回以降の記事では、具体的に背骨のクセに応じたエクササイズについて理学療法士としての視点から詳しくお話していきたいと思います。
ご興味のある方は是非次回以降の記事にも目を通して頂ければ幸いです。
では今回はこの辺で。
最後までお読み頂きありがとうございました。
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